科目名
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現代中国法
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担当教員
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浅井 正,野田 雄二朗
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対象学年
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クラス
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講義室
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K1002教室
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開講学期
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秋学期
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曜日・時限
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火2
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単位区分
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選必
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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現代中国における法概念を鳥瞰する。
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概要
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中国法の歴史、憲法、立法法、刑事法、経済法等の概要と、法文化論の視点から、中国法の特色、広大な国土と10数億の人口を擁する現代中国の法治の現状と変遷につき、研究を深めたい。 春学期の法律中国語Ⅰと連動している。
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到達目標
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法律中国語Ⅰを受講していなくても、この現代中国法のみの受講で、法律文書を一応読む能力を身につけ、中国法の基礎的な特色を理解できたことをもって、到達目標とする。
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授業形態
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毎回の講義は、アップツーデートな法律中国語の資料を原文で読みながら現代中国法に関するその時々のキーワードについて説明を加える形で進める。
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内容・スケジュール
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第1・2回 立法法(中国法の法源) ❒ピンイン付課題文 ❒資料:写真「中央人民政府が新中国成立後に法律、条例、決議、決定を制定」他 ❒資料:森川伸吾「中国法の法源と調査方法(上・下)」
第3・4回 憲法(中国の国家機構) ❒ピンイン付課題文 ❒資料:岩井茂樹「午門廷杖考――明代朝廷における暴力と儀禮」
第5・6回 中国の政党制度 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文 ❒資料:ニュース報道 ・「中国の政党制度」白書、発表 多党協力制度を説明 (人民網日本語版) ・中国が初の政党白書 一党独裁の正当性強調 (msn産経ニュース) ❒資料:「中国の政党制度」全文訳
第7・8回 人民検察院刑事訴訟規則 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文(『人民検察院刑事訴訟規則』中国検察出版社) ❒資料:浅井正「中国の弁護士(五)――その特色と課題」 ❒資料:浅井正「中国の新弁護士法と今後の課題」
第9・10回 人民法院法廷建設標準 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文・資料(『人民法院法廷建設標準』人民法院出版社)
第11・12回 裁判官職業道徳規準 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文(『法官廉潔自律知識読本』人民法院出版社)
第13・14回 消費者権益保護 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文(『農村消費者権益保護 法律知識100問』重慶大学出版社)
第15回 知的財産権 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文(『図解知識産権ABC』知識産権出版社) ❒資料:浅井正「中国特許法における余事記載救済原則の出現とその帰趨」
※講義の進度が速まった場合の補充課題 戸籍制度改革 ❒ピンイン付課題文 ❒中国語原文(人民日報海外版、2010年5月2日掲載記事) ❒資料:居民戸口簿(写真)
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準備学習・事後学習
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当日講義で使用する教材の中国文を音読しておくこと。講義終了後に、当日学習した中国文を、再度音読すること。
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学外授業
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(無し)
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成績評価の方法と基準
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学期末定期試験(持込不可)によって評価する。試験問題は法律中国語の和訳である。講義で学習した中国法に関する基礎的な素養を修得ているかを問う。
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定期試験期間中の試験実施方法
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定期試験期間中に筆記試験を実施する。
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テキスト
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〈参考図書〉 木間正道ほか著『現代中国法入門』(有斐閣、第六版、2012) 高見澤麿ほか著『中国にとって法は何か--統治の道具から市民の権利へ』(岩波書店、2010) 愛知大学『中日大辞典』
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参考図書
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木間正道ほか著『現代中国法入門』(有斐閣、第六版、2012) 高見澤麿ほか著『中国にとって法は何か--統治の道具から市民の権利へ』(岩波書店、2010) 愛知大学『中日大辞典』
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関連する科目、履修者への要望など
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法律中国語Ⅰの未履修者はもとより、中国語の未履修者も15回出席すれば、必ず基本的な法律中国語文献を読める力がつくカリキュラムである。
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リンク
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