科目名
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憲法演習
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担当教員
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松井 直之,鈴木 智洋
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対象学年
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クラス
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講義室
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K902教室
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開講学期
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秋学期
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曜日・時限
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金3
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単位区分
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必
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科目種別
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演習
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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・憲法の基礎的知識を固める。
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概要
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・本科目は,憲法の基礎的知識を点検しつつ,事例問題を用いて1年次に修得した憲法の知識を多角的・多面的に応用し,適確な法的分析を行う能力を身につけていくための総合的演習である。具体的な事案に対処する法曹として活動するのに適切な思考方法の修得と妥当な解決案の作成能力の獲得を目指す。
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到達目標
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・本科目は,憲法の基礎的知識を固め,それらの基礎的知識を活用して事例問題の起案をすることによって,憲法問題の解決の筋道が充実し,説得力を有するものになることを目標とする。
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授業形態
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・本科目では,双方向的・多方向的な質疑応答を通じて,憲法問題の解決の筋道について考えてもらう。具体的には,事例問題について受講生に起案を作成してもらい,その起案を基に,論点の整理の仕方,記述方法などについて検討する。
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内容・スケジュール
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第1回 事例演習(1) 第2回 事例演習(2) 第3回 事例演習(3) 第4回 事例演習(4) 第5回 事例演習(5) 第6回 事例演習(6) 第7回 中間テストと解説 第8回 事例演習(7) 第9回 事例演習(8) 第10回 事例演習(9) 第11回 事例演習(10) 第12回 事例演習(11) 第13回 事例演習(12) 第14回 事例演習(13) 第15回 事例演習(14)
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準備学習・事後学習
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〈準備学習〉 ・事前に提示した事例問題に対して締切期日までに起案をする。 〈事後学習〉 ・自分が起案した答案と起案担当者の答案を比較し,自分が起案した答案の優れている点,足りない点を見出し,足りない点の改善策を検討する。
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学外授業
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・予定していない。
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成績評価の方法と基準
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・総合評価:期末試験と平常点を合わせて評価する。 ・期末試験期間中に実施する筆記試験(60%):①基本事項や基本判例に関する正確な知識を有しているか,②その知識を活用して,事例を適切に分析したうえで,論拠を示し説得力のある主張を展開できるか(憲法判断能力)を,択一式および記述・論文式により評価する。 ・平常点(40%):中間試験(20%)小テスト・授業時の質疑応答など議論への貢献度(質問の趣旨を適切に理解し、論拠を示した上で、自らの意見を示すことができるか)(20%)により評価する。 ・授業への出席率が70%未満の者は不合格となる。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【○】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
定期試験期間中に筆記試験を実施する。
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テキスト
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・特に指定しない。
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参考図書
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・佐藤幸治『日本国憲法論』(成文堂,2011年) ・野中俊彦=中村睦男=高橋和之=高見勝利『憲法Ⅰ・Ⅱ(第5版)』(有斐閣,2012年) ・渋谷秀樹『憲法(第2版)』(有斐閣,2013年) ・芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法(第6版)』(岩波書店,2015年) ・川岸令和ほか『憲法(第4版)』(青林書院,2016年) ・長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ(第6版)』(有斐閣,2013年) ・佐藤幸治=土井真一『判例講義 憲法Ⅰ・Ⅱ』(悠々社,2010年)
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関連する科目、履修者への要望など
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・本科目は,1年次の「憲法Ⅰ」,「憲法Ⅱ」を履修していること(既修者認定を受けていること)を前提として,2年春学期の「憲法Ⅲ」とともに,さらに人権や統治機構に関連する判例や問題を考察し,憲法問題について応用できる能力を育成していく科目である。
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リンク
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