年度「2024年度シラバス」、フォルダ「2024年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
Detail of syllabus is in the following.
Subject Name   専門資料論  
Charge Teacher   細井 岳登  
Lectures target     Class      
Lecture Room   650教室   Course Time   春学期  
Day・Period   月4   Unit Classification   選  
科目種別   講義   Unit Count  
Matter of prepare    
Notes    
テーマ Theme 情報化社会における専門資料の利用と図書館における専門資料の探索、専門的知識・情報へのアクセス  
概要 Synopsis  インターネットなど情報通信技術の発達により、日々膨大な量の情報が発信され、拡散し、消費されている。なかには偽(フェイク)ニュースが、真実のように発信されていたりする。しかし単なる偽情報ではなく、正しいとされている情報でも、本当に正しいのか判断しが難しい場合もある。
 例えばここ数年、私たちの生活に大きな影響を及ぼしている新型コロナウィルスによる感染症のように、未知の新しい事象が出現してどのように対応したらよいか分からないことに直面することが起きる。専門家も確かな正解を持っていない、あるいは専門家の間でも見解が分かれているような場合、その分野の専門的な知識を持たない一般市民にとって、何が正しいのか判断することは、とても難しいことである。
 このような専門家でも断定できない、あるいは見解が一致しないということは、現在進行形で取り組まれている専門的な知識の形成途上において、珍しいことではない。一般市民が専門的な知見に基づく情報を受け取る上で、専門的知識について、形成過程なども含めて、その特質を理解しておく必要がある。
 この授業では、専門的知識の特質やそうした知識が記された専門資料の特徴について解説していく。専門的知識を生み出す学術研究は、専門分野に分かれて営まれている。授業では全ての分野を取り上げるこは不可能なので、受講生の関心のある分野やテーマ(卒論で取り組むテーマなど)についての要望があれば、その分野の研究や専門資料について優先して、取り上げていきたい。時間が許せば、我々の暮らしに影響してくるような医療・健康分野や、環境や災害に関わる分野についても取り上げてみたい。またこの授業の受講人数は例年数人程度なので、実際に大学の図書館で授業を行い、専門資料を探すことを体験し、個々の専門資料を見るとともに、図書館のどこにどのような資料があるのかという、分野ごとの資料群を知る機会にもしたい。    
  専門資料について学ぶことを通して、妥当性のある専門的知識に基づく資料や情報であるか否か、見極めるための能力を身につけるための出発点として基礎的な知識を得て、またそれらを活用する視点を持ってもらいたい。例えばそのダイエット本は、本当に効果があるのか、立ち止まって判断できるようになるために!  
到達目標 Aim 専門資料とはどのようなものか、資料の特徴や、専門的知識の特質や社会のなかでの位置づけや課題、図書館での提供/利用のあり方などについて理解する。専門的知識に基づく資料や情報としての妥当性、確かさを自ら見極め、活用していけるための基礎的な知識を得る。
 
授業形態 Class style 講義形式。レジュメや参考資料のプリントを配布して、講義していく形を基本とするが、受講人数が数人程度なので、随時受講生から質問を受け付け、回答していく形で進めていきたい。また図書館でも授業を行う予定である。該当する分野の専門資料を図書館で探して、実際に資料を見ながら授業を進めていきたい。  
使用言語 Language(s) 日本語のみ Japanese only
アクティブ・ラーニングActive Learning  ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
内容・スケジュール Contents, schedule 1.専門資料とは何か:図書館の情報資源のなかの専門資料の特徴:世のなかにあふれる疑似科学本
2.専門的研究(学術研究)の方法と専門的知識の形成:新型コロナウイルスについての研究やノーベル賞獲得競  
 争、研究不正問題などを通して理解する
3.科学/技術分野の研究の社会への影響と専門的知識の利用:新型コロナウィルス感染症などの医療・健康問
 題、水俣病や福島原発事故などの公害・環境問題、気候変動などから考えてみる ※受講生の要望により、関
 心のある分野の専門的研究や専門資料を題材取り上げることを、受講生と相談しながら進めていく予定です
4.専門分野、特定主題と資料の特性-図書館で専門資料を探してみる1:まずは図書館の書架から専門分野ご
 との資料群をみてみよう
5.専門分野、特定主題と資料の特性-図書館で専門資料を探してみる2:各自の関心のあるテーマで資料を探し
 てみよう
6.専門分野、特定主題と資料の特性-図書館で専門資料を探してみる3:各自の関心のあテーマの資料をみてみ
 よう-専門資料の内容と叙述形式の特徴を知る。
7.わたしたちの暮らしのなかで専門的な知識・情報の理解と活用:専門的な知識、情報へのアクセスや利用、判
 断に関する資料を図書館で探して、見てみる-例えば新型コロナウィルスに関する資料など…“正しく怖れ
 る”って、どうすればよいのか?
 
準備学習・事後学習 Preparation, review 授業中は能動的にノートをとり、各自のノートや配布したレジュメや資料を読んで復習し、理解に努めること。
さらに授業で学んだことを踏まえて、実際に図書館を利用して、各自関心のある分野などの専門資料の所蔵状況や専門資料の特徴について調べるなどして、理解を深めてもらいたい。
 
準備学習・事後学習の時間 準備学習0.5時間 事後学習0.5時間(1単位科目)
学外授業 Outside activities 実施予定なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価で評価する。
■学期末頃に実施予定の臨時レポートの評価(60%) 専門資料の特徴や専門的知識の特質などについての基礎的な理解ができていことと、実例として各自の関心のある分野についての専門資料の検索調査と内容等の紹介という課題への取り組みで評価
■受講態度および授業の理解度(40%)授業時の理解に努める姿勢や、図書館での資料探しへの積極的参加、リアクションペーパーへの記述などにより評価する。
出席回数は2/3以上を原則とするが、受講対象が短大2年生なので、特に就職活動等の出席でないやむを得ない事情があれば2/3に満たなくても、期末試験の受験を認める。  
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 図書館で行う資料調査等の課題については、その場で質問を受け付け、回答できるものはその場で回答するする。調べて回答することが必要なものについては、次回の授業時に回答する。リアクションペーパーに書かれた質問等についても、次回に回答する。  
テキスト Textbooks 特定のテキストは用いない。参考文献は、授業時に適宜紹介する。

※生協ホームページで案内されている教科書リストも確認ください。  
参考図書 References 授業で適宜紹介する  
リンク Link  
Moodleへのリンク Moodle URL https://lms.aichi-u.ac.jp/2024/course/view.php?id=2197  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc 授業日程や進め方についての説明と受講生に関心ある分野、テーマなどについてのアンケートを取りますので、春学期の第1回目の授業日に、教室に集まってください。最初に専門資料論の受講生に説明とアンケートを行い、その後1年生の情報資源組織Ⅰの授業に入ります。

個別の専門資料や書誌検索ツール、データベースについて、授業で実際に探したり、紹介できるものは限られるので、関心のある専門分野,テーマについては、授業時間以外でも各自で調べて,卒論等に活かしてもらいたい。なお各自の探したい分野、テーマの資料について、探し方のアドバイスなど応えられる範囲で協力する。  
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470  
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