年度「2024年度シラバス」、フォルダ「2024年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
Detail of syllabus is in the following.
Subject Name   芸術と食  
Charge Teacher   須川 妙子  
Lectures target     Class      
Lecture Room   65F教室   Course Time   春学期  
Day・Period   火4   Unit Classification    
科目種別   講義   Unit Count  
Matter of prepare    
Notes    
テーマ Theme 日本人の美意識  
概要 Synopsis 近代において、日本の生活様式は急速な西欧化が進んだ。それまでの長い年月をかけて形づくられ、定着してきた日本独自の文化のかたちと、日本人の美意識や価値観が大きく方向転換をしたのである。そのような時代において、西欧文化一辺倒になりがちな風潮に警鐘をならし、これまでに培ってきた日本人の美意識を再認識して、日本文化と西欧文化との折り合いのつけ方を探るという視点を提唱した人物がいた。その人物、岡倉天心の著書『茶の本』を読み解くことにより、日本人の美意識の形成過程と、これからの他文化との共存の方法を考察する。また、英語文と日本語文を比較しながら読むことで、文化を他文化の言語で表現することの妙味を味わう。  
到達目標 Aim 1.日本の文化形成過程と日本人の美意識の基盤がわかる
2.他文化との共存について考えることができる  
授業形態 Class style 演習形式
意見交換と資料作成は日本語で行うが、テキストの英文を読む回もある  
使用言語 Language(s) 日本語と外国語 Japanese and foreign language(s)
アクティブ・ラーニングActive Learning  PBL(課題解決型学習) Project-based learning
ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
グループワーク Group work
プレゼンテーション Presentation
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 ガイダンス
第2回 第1章 人情の碗 (読み解きと議論)
第3回 Chapter I. The Cup of Humanity (読み解きと議論)
第4回 第2章 茶の流派 (読み解きと議論)
第5回 Chapter II. The Schools of Tea. (読み解きと議論)
第6回 第3章 道教と禅道 (読み解きと議論)
第7回 Chapter III. Taoism and Zennism (読み解きと議論)
第7回 第4章 茶室 (読み解きと議論)
第8回 Chapter IV. The Tea-Room (読み解きと議論)
第9回 第5章 芸術鑑賞 (読み解きと議論)
第10回 Chapter V. Art Appreciation (読み解きと議論)
第11回 第6章 花 (読み解きと議論)
第12回 Chapter VI. Flowers (読み解きと議論)
第13回 第7章 茶の宗匠たち (読み解きと議論)
第14回 Chapter VII. Tea-Masters (読み解きと議論)
第15回 最終議論・日本人の美意識と他文化との共生

※詳細はガイダンスにて説明する
※授業順序、内容は変更することがある。変更の場合はMoodleに掲載する。  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習:各章の考察および議論での発言準備
     各回につき、A4・1枚程度
事後学習:議論を通した後の考察文章の作成 
     各回につき、A4・1枚程度
     
※詳細は、ガイダンスにて解説する  
準備学習・事後学習の時間 準備学習3時間 事後学習1時間(2単位科目)
学外授業 Outside activities なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 平常評価(100%)
・授業における議論(50%):事前学習をもとにした考察が発表できているか。他者の発言に対して意見を述べることができているか。
・事前学習(25%):各章を読み解き、内容に対する自分の考えをまとめることができているか。
・事後学習(25%):議論を通した自身の考えを文章にまとめることができているか。  
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 授業中にコメントする。  
テキスト Textbooks 岡倉天心(著)・桶谷秀昭(訳)『茶の本【英文収録】』講談社学術文庫1138 ISBN4-06-159138-X   
参考図書 References 授業内で適宜示す  
リンク Link  
Moodleへのリンク Moodle URL https://lms.aichi-u.ac.jp/2024/course/view.php?id=1911  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc ・第1回目ガイダンスへの出席は必須とする。この回に欠席した場合は履修を認めない。
・テキストは必須。毎時間持参のこと
・連絡事項はMoodleへ掲載およびニュースフォーラム(大学付与のメールアドレス宛)に流すので、常に確認すること
・「日本文化のかたち」「食物学」を履修していることが望ましい
・説明や議論は日本語のみで行うが、テキストに収録の英文も読む。
・受講生の議論によって成立する演習です。十分な事前学習をし、積極的な意見交換で議論を進めること
・思いついたことを「お喋りするだけでは議論にならない」ことを十分に認識したうえで履修してください。
・インターネット上の芸術評論の引用せず、自身の考察を自身の言葉で表現すること。
・事前事後学習にかなりの時間を要します。とくに事前学習を重視してください。
・板書やスクリーン投影内容の写真撮影および授業の録音・撮影は禁止します。
・欠席の連絡について
 メールでの欠席連絡はしないこと。メールでの欠席連絡へは返信しない。
 大学指定の欠席届(証明書添付)に限る。
 欠席届の提出が出席に代わるものではない。  
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470  
SDGsとの関連 Related SDGs 質の高い教育をみんなに Quality education