年度「2024年度シラバス」、フォルダ「2024年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   地域の文学  
担当教員   渡邉 章夫  
対象学年     クラス      
講義室   641教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   月2   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme  郷土の文学者を学ぶーー愛知の文学者と地域文化  
概要 Synopsis 愛知県は近代文学の作家や詩人を数多く輩出している。また、出生は別地域でも、愛知や東三河にゆかりのある文学者も多い。この授業では、愛知県、特に豊橋を中心とした東三河に関係する近現代の作家作品を紹介し、その作品に表現された郷土の地域性や文化、あるいはスポットなどを学んでいく。大学を卒業後、地域や地元で就職したのち、地域の文学や文化的特性を十二分に知悉し、県民、市民として地域社会に参加していく上での誇りと矜持を得られるような教養をしっかりと身につけていくことを目的とするのに加え、文学作品に現出された地域の魅力を再確認していく講義である。  
到達目標 Aim  学生が、郷土の文学者についての知識を積み重ね、さらにはその作品を熟読し、先人が描いた地域の文化や景観、文化的特性や民俗性をも学んでいく。加えて、この講義を聴講することで、地域に対する尊敬や親愛の精神を育み、さらには、県民、市民として社会人生活を営んでいく上での教養や誇りを身につけることを可能にする。  
授業形態 Class style  基本的には講義形式で行うが、適宜意見や感想・簡略な小レポートの提出、あるいは鑑賞の発表を求める。  
使用言語 Language(s) 日本語のみ Japanese only
アクティブ・ラーニングActive Learning  PBL(課題解決型学習) Project-based learning
ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回  授業ガイダンス(文化史の中での愛知についての概論)
第2回  村井弦斎ーー豊橋が産んだマルチな啓蒙主義者
第3回  少年の玉ーー児童文学の嚆矢と蒲郡
第4回  豊橋の流行作家小栗風葉の世界
第5回  愛知の詩人を学ぶーー金子光晴と佐藤一英
第6回  豊橋の詩人丸山薫①ーー戦前の豊橋駅の情景
第7回  丸山薫②ーー戦後の丸山薫と愛知大学
第8回  探偵小説の嚆矢愛知ーー江戸川乱歩と小酒井不木
第9回  奥三河が生んだ大衆小説家佐々木味津三
第10回  モダニズムの発祥愛知①春山行夫
第11回  モダニズムの発祥愛知②松坂屋文化と前衛詩人
第12回  愛知の女性詩人永瀬清子
第13回  杉浦明平と立原道造の叙情
第14回  現代文化に描かれた愛知
第15回  まとめ(愛知に関する民話・昔話から都市伝説へ)ーー姫街道をめぐって

*受講者や授業の進度によって順序や取り扱う内容や作品等を変える場合があるので、予め了承してもらいたい。また、大学が所蔵する地域資料の閲覧もありうる。  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習:次回の授業の際に取り扱う資料や配布するプリントを精読した上で、問題点を整理し、自身の関心のありどころを整理しておくこと。
事後学習:授業内容を整理した上で、再度自身の考えをふりかえり、まとめておくこと。  
準備学習・事後学習の時間 準備学習2時間 事後学習2時間(2単位科目)
学外授業 Outside activities  特になし。  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価
定期試験(記述式、60%)、中間試験(記述式、30%)、臨時レポートもしくは授業発言度(10%)
 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 次回の授業日で、課題の中の特徴的な見解や誤解についての解説や、学生の模範的回答や意見等を紹介する。
ムードルにおいて授業課題を提示し、次回の授業時に口頭で解説する(質疑についても同様で受け付ける)  
テキスト Textbooks プリントを作成して事前に提示・配布する(ムードル使用)
 
参考図書 References 授業中に適宜紹介する。  
リンク Link 特になし。  
Moodleへのリンク Moodle URL  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc  受講態度(出欠席や遅刻)、発表や提出物はもちろん、他者の発表を聴く姿勢や積極的に発言する態度も含めて評価の対象となるので、真摯に取り組むこと。
 
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470  
SDGsとの関連 Related SDGs