年度「2024年度シラバス」、フォルダ「2024年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
Detail of syllabus is in the following.
Subject Name   エンターテイメント文化  
Charge Teacher   谷 彰  
Lectures target     Class      
Lecture Room   635教室   Course Time   秋学期  
Day・Period   火2   Unit Classification    
科目種別   講義   Unit Count  
Matter of prepare    
Notes    
テーマ Theme まんが文化の歴史的展開  
概要 Synopsis  現代日本のエンターテイメント文化には,映画・音楽・テレビ・ゲーム・スポーツなど様々なジャンルがある。その中でも代表的なもの(日本が世界に誇りうるもの)に,まんが文化がある。「MANGA」は今や国際語となり,日本まんがはアジア諸国のみならず欧米にも進出し,数多くの人々に支持されている。
 日本でなぜ「まんが文化」がこのように発展したのか。この授業では,日本の「まんが文化の歴史的展開」を,様々な歴史的出来事や出版文化の歴史との関わりから明らかにする。その過程で,各時代を代表するようなまんが作者とその代表作を紹介し,時代とまんがとの関係などについても考察する。
 なお授業で取り上げるのは,古代・中世から昭和前期までの「現代マンガ前史」となり,現在読まれているマンガは直接的対象とはしない。また授業では、日本の歴史(特に近代史)に関しても度々言及するので、背景となる歴史についての事前学習も必要となる。  
到達目標 Aim 日本の大衆文化・出版文化に関する教養を身につけ、大衆文化と歴史的出来事との関連性について自分の言葉で表現できる。  
授業形態 Class style 授業はプリントをテキストとして講義形式で行ない、PowerPointのスライドやOHCなどの教材提示装置、ならびに課題提出やプリント配布のためにMoodleを活用しながら進める。  
使用言語 Language(s) 日本語のみ Japanese only
アクティブ・ラーニングActive Learning  PBL(課題解決型学習) Project-based learning
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 授業のガイダンス & 「まんが」とは何か
第2回 古代・中世の絵巻物① ~鳥獣人物戯画・伴大納言絵詞
第3回 古代・中世の絵巻物② ~長谷雄草紙・信貴山縁起
第4回 古代・中世の絵巻物③ ~地獄草紙・百鬼夜行絵巻
第5回 江戸の様々なまんが的表現① ~大津絵・鳥羽絵
第6回 江戸の様々なまんが的表現② ~北斎漫画・黄表紙
第7回 江戸まんがから近代漫画への展開 & ポンチの登場① ~ワーグマン
第8回 ポンチの登場② ~ビゴー、団団珍聞①
第9回 ポンチの登場③ ~団団珍聞②、滑稽新聞
第10回 明治のコマ漫画① ~明治前期・中期 & 小テスト
第11回 明治のコマ漫画② ~明治後期
第12回 大正前期の漫画① ~大逆事件、岡本一平①
第13回 大正前期の漫画② ~岡本一平② & 大正後期のマンガ① ~親爺教育
第14回 大正後期のマンガ② ~ノンキナトウサン、正チャンの冒険 & 昭和前期の出版文化
第15回 昭和前期のマンガ ~のらくろ、タンクタンクロー & まとめテスト  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習として、授業で扱う時代の歴史的背景などを事前に調べて授業に臨むこと。また折に触れ、準備学習のための課題を出す。
事後学習として、配布プリントを読み返して、各時代の歴史的出来事とまんが文化の歴史の関連性について、その内容を整理・把握しておくこと。また折に触れ、事後学習のための課題を出す。  
準備学習・事後学習の時間 準備学習3時間 事後学習1時間(2単位科目)
学外授業 Outside activities 予定していない。  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 以下に基づく平常評価(100%)
■リアクション・課題(60%):それぞれの提出状況や記述内容・分量に基づく。
■小テスト(20%):授業期間の中頃に、選択・語句の記入問題による小テストをMoodleで実施。「日本の大衆文化に関する教養を身につけているか」が評価基準。未受験の場合減点20
■まとめテスト(20%):最終回の授業後、日本の歴史的出来事とまんが文化の関係についての筆記試験を実施。「大衆文化と歴史的出来事との関連性について自分の言葉で表現できているか」が評価基準。未受験の場合減点20
※ 欠席・遅刻した場合や、授業中の私語等で注意に従わなかった場合は減点となる(初回授業から)。但し、証明を提示した場合は除く。
 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 提出課題やまとめテストは採点した上、Moodleでコメントをフィードバックする。
小テストは、実施後の授業時にポイントを解説する。  
テキスト Textbooks 授業で配布した(Moodleに掲示した)プリント。  
参考図書 References 清水勲『図説 漫画の歴史』河出書房新社
清水勲『年表 日本漫画史』臨川書店
その他、授業中に紹介する。  
リンク Link  
Moodleへのリンク Moodle URL https://lms.aichi-u.ac.jp/2024/course/view.php?id=3202  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc 授業の進め方、成績評価方法、受講の注意点等は初回授業時に説明するので、聞き逃しのないように。
この科目を履修して日本のマンガ文化に興味を持った人は、「現代文化演習」の履修も推奨する。
課題提出・小テスト・補講などでMoodleを活用するので、毎回Moodleのコースを確認すること。  
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470  
SDGsとの関連 Related SDGs 質の高い教育をみんなに Quality education
平和と公正をすべての人に Peace, justice and strong institutions