年度「2024年度シラバス」、フォルダ「2024年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   入門中国語Ⅰ  
担当教員   上野 由紀子  
対象学年     クラス      
講義室   624教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   月2   単位区分   選必  
科目種別   語学   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 中国語の基礎を学び、さらに中国の世界を知る  
概要 Synopsis 国土が広い中国は中国語(漢語)の中にも、様々な方言があります。上海語、広東語など。授業では「普通話」と呼ばれている民族共通語を学習します。「普通話」は北京語音体系、北方方言の語彙を核としており、学校教育、公の場で広く使われています。「普通話」をマスターすることで、中国語による交流ができます。
春学期は、最初に「普通話」のピンイン(中国式ローマ字)の発音の読み方と声調(上がり下がりの調子)を習得します。まず自分の名前の聞き取りから、中国語音節表(すべてのピンインが載っている)を発音できるように、教師、CDについて学習します。日本語とは違う発音体系に慣れる練習をします。テキストの本文に入ってからは、これまでの単語のみのピンインの発音から、少し長めの基本会話(短文)を学習します。教師あるいは,受講生同士で話す練習をします。各課が終了すると暗唱をします。
次に中国語の文法(日本語と異なります)の基礎を学習します。まず本文や多くの例文、練習問題等を使い、体系的に学習していきます。日本語と中国語の共通点、相違点を確認しながら、基本的な表現法を使って簡単な会話が話せるようにします。語順は英語と似ていますが前置詞フレーズ、副詞の位置は日本語文法とも似ている点があります。
また現在、中国で使用されている漢字(簡体字)は、日本語の漢字と字体や意味が異なるものが多いです。書き順を学習し、習得していきます。受講生全体の習得度を考慮しながら、スケジュールにそって授業を進めていきます。

 
到達目標 Aim 外国語分野(中国語)において、正しい発音を目標とし、ピンインで書かれた音節表をすべて正しく読めること、文法では、簡単なあいさつ表現を中心に学びながら、同時に動詞、形容詞文等基礎的な文法を学び、基礎的語学能力を身につける。

 
授業形態 Class style 講義形式を主体とし、演習形式も併用します。座席は指定します。
教師が発音の仕方を具体的に説明します。また受講生の発音を教師がチェックし、繰り返し練習をしてもらいます。本文を暗唱します。
文法事項はポイントを中心に,置き換え練習、応用問題等を発表してもらいます。
 
使用言語 Language(s) 日本語のみ Japanese only
アクティブ・ラーニングActive Learning 
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 中国語の説明 自分の名前の中国語発音確認  単母音(6個),声調(四声)
第2回 前回の復習 単母音、複母音、無気音、有気音
第3回 前回の復習 摩擦音、そり舌音
第4回 前回の復習 鼻母音、声調の組み合わせ
第5回 発音まとめ  中国語音節表  第1課 你好! 名前の言い方 
第6回 第1課 你好! 人称代名詞 形容詞が述語にくる文
第7回 第2課 这是什么? 指示代名詞、所有の的、是~の文
第8回 第2課復習  第3課 请喝茶 動詞の重ね、動詞+目的語
第9回 第3課 太~了 第3課復習
第10回 第4課 十五块 数の言い方 お金の言い方 数量名詞
第11回 第4課復習 第5課 明天我课 時間詞
第12回 第5課 時間詞、所有の有、存在文の有
第13回 第5課復習  第6課 前置詞の在
第14回 第6課 選択疑問文、動詞+一下 第1課~第6課まとめ
第15回 復習 復習試験  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習としてCDについてテキストの新出語句、本文をよく読んでおいてください。また新出単語、本文、ピンインを書き写す作業を多くしてください。書くことによって中国語に慣れていきましょう。また発音しながら、書くとより効果的です。(その際、日本語の漢字との違いには、よく注意してください)
事後学習として、授業中に習った中国語をCDについて何回も読み、それを書く練習をしてください。(発音しながら)
小テスト(聞き取り、並べ替え・ピンイン)を受ける場合、必ず事前に試験範囲を勉強してから、試験を受けて下さい。小テストは自分の習得度を知ることができます。また次回同じような問題で、間違わないように、返却された小テストの間違ったところは、必ずもう一度見直すようにして下さい。

 
準備学習・事後学習の時間 準備学習0.5時間 事後学習0.5時間(1単位科目)
学外授業 Outside activities なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価します。

平常点 授業への参加意欲・課題提出: 20%
    暗唱:(テキストの本文)20%
    小テスト:(各課の文法事項)20%
    復習試験:40%
 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 課題は点検後、訂正して次の授業時に返却します。また小テストも採点後返却します。同じような間違いをしないように、間違ったところを中心に解説します。
 
テキスト Textbooks <テキスト>
「新訂・シンプルに中国語」(CD付き) 荒川・張・上野著 同学社 ¥2300(税別)






 
参考図書 References 『読めて書ける中国語』荒川清秀 NHK出版
『やさしくくわしく中国語文法の基礎』改訂新版 守谷・李著  東方書店
 4月から始まる<NHK中国語ラジオ講座>
 
 辞書については授業中に紹介します。
   

 
リンク Link  
Moodleへのリンク Moodle URL https://lms.aichi-u.ac.jp/2024/course/view.php?id=1880  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc はじめて習う中国語の発音習得には、戸惑いを感じるかもしれません.中国の諺にもあるように<一回生、二回熟>一回目は慣れなくても、二回目からは慣れてくる。何回も練習すれば、自然と慣れてくる。間違うことを恐れず、繰り返し声をだすようにしてください。人とは比べず、自分のペースで学んでください。
またこれまで習ったことのない言語を学ぶことは、新しい世界への第一歩です。言葉を習得することで、中国や中国人との距離も近くなり、より親密になります。
授業中、黒板の筆記、あるいは教師の言うポイントとなる言葉は必ずメモをとるようにして下さい。
授業に集中するため、携帯は身体からはずし鞄の中に入れて下さい。授業に何回も休むと、ついていくのが、非常に困難になります。普段の体調管理に努めてください。
出欠については、ムードル上で説明します。 基礎中国語Ⅰと併せての履修が望ましいです。    
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470  
SDGsとの関連 Related SDGs ジェンダー平等を実現しよう Gender equality
人や国の不平等をなくそう Reduced inequalities
平和と公正をすべての人に Peace, justice and strong institutions