Subject Name
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芸術
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Charge Teacher
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安 智史
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Lectures target
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Class
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Lecture Room
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712教室
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Course Time
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春学期
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Day・Period
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月1
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Unit Classification
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選必
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科目種別
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講義
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Unit Count
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2
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Matter of prepare
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Notes
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テーマ Theme
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「現代アート・ヴィジュアルの研究━文学と芸術 19世紀末アートから現代のアニメーションまで」
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概要 Synopsis
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19世紀末ヨーロッパ文学・芸術にはじまり,20世紀以降の文学・芸術運動―とくにシュルレアリスム100年ということ―や、実験アニメ、漫画、近代日本文学者・詩人達と諸芸術ジャンルとの出会いなどについて考える。 また、戦後日本の実験映画や、現代日本の、ウルトラマンなどの特撮作品、アート色の強い商業アニメーション作家―庵野秀明(新世紀エヴァンゲリオンなど)、押井守(攻殻機動隊など)、磯原邦彦(少女革命ウテナなど)、新房昭之(魔法少女まどか☆マギカなど)―への、現代アートの影響なども適宜考えていきたい。 アートや文学が好きというという学生はもちろん、興味はあるけれど、これはではあまり触れる機会がなかったみなさんの参加も期待している。
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到達目標 Aim
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20世紀以降、現代アートの多様性を知る。充分に理解できないままでも構わないので、現代アートに驚き、興味関心を広げ、世界へのこれまでとは異なる見方・まなざしを身につけることができる。
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授業形態 Class style
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講義形式による。 なお、テキストは旧仮名づかい(古典仮名づかい)のこともあるので、その読みの練習を兼ねる。文学に興味を持つことと、旧仮名づかいを読んでみようという意欲を持つことが望ましい。 また、上記の庵野秀明、押井守、新房昭之、幾原邦彦、今敏といったアニメーション・映像作家に興味・関心を持つことが望ましい。
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使用言語 Language(s)
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日本語のみ Japanese only
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アクティブ・ラーニングActive Learning
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内容・スケジュール Contents, schedule
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第1回 19世紀末芸術…「サロメ」とファム・ファタル この際に、旧仮名づかいと旧漢字を読む。成績には無関係だが、出席すること自体を履修の条件とする。 2.アヴァンギャルド芸術の概論……岡上淑子のコラージュ写真、水木しげるの妖怪漫画への影響など 3.大林宣彦(時をかける少女)、藤野一友(サロメの舞台美術)と「喰べた人」 4.シュルレアリスムから現代アニメーションへ…劇団イヌカレーと「魔法少女まどか☆マギカ」とチェコ人形アニメ 5.戦後日本のアヴァンギャルド芸術…寺山修司から幾原邦彦「少女革命ウテナ」へ 6.ダダイスムからシュルレアリスムを中心に①…アンドレ・ブルトン「シュルレアリスム宣言」100周年 7.ダダイスムからシュルレアリスムを中心に②…アンドレ・ブルトン「溶ける魚」を読む 8.ダダイスムからシュルレアリスムを中心に③…円谷プロ(ウルトラマン)登場のダダとブルトンへの影響など 9.分断される身体。第一次大戦と文学①…第一次大戦の歴史的意味 10.分断される身体。第一次大戦と文学②…シュルレアリスム絵画について…ダリ、エルンスト、マグリットなど 11.第二次大戦とシュルレアリスム絵画のポピュラー化…ダリからヒッチコック、ディズニー、「雨に歌えば」などへ 12.アートアニメーションと実験映画…久里洋二、林静一など 13.アートアニメーションと商業アニメーション、映画…庵野秀明、今敏、新房昭之など 14.日本近現代文学への影響…モダニズムと日本近現代詩 15.全体のまとめ
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準備学習・事後学習 Preparation, review
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準備学習、事後学習いずれにおいても、芸術作品の鑑賞。文学作品の読書。
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準備学習・事後学習の時間
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準備学習2時間 事後学習2時間(2単位科目)
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学外授業 Outside activities
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各自がより多くのアート作品に触れること。
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成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria
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平常評価による。授業最終回におこなう、まとめの臨時テスト80パーセント。それ以外の平常点(授業時の質疑応答への参加など)を20パーセントとする。 *さまざまなアートへの興味関心の広がりを評価基準とする。
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定期試験期間中の試験実施方法 Exam period
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定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
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授業中に口頭で行う
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テキスト Textbooks
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とくに定めず、プリントを配布する。
※生協ホームページで案内されている教科書リストも確認ください。
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参考図書 References
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とくに定めないが,授業中,適宜指示するので参照されたい。
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リンク Link
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Moodleへのリンク Moodle URL
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https://lms.aichi-u.ac.jp/2024/course/view.php?id=1869
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関連する科目、履修者への要望など Requests, etc
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後期における「詩歌を読む」「映像文化」との関連が深いので、本授業に興味を持った学生には履修をお勧めする。 日本近現代文学と、現代のサブカルチャーと、その両者に興味、関心を拡げてみてほしい。 また、2年次生には、宮沢賢治を扱う春学期「文学の環境」も、詩歌とアートに興味のある学生には履修をお勧めしたい。
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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連
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各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470
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SDGsとの関連 Related SDGs
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すべての人に健康と福祉を Good health and well-being
質の高い教育をみんなに Quality education
人や国の不平等をなくそう Reduced inequalities
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