年度「2023年度シラバス」、フォルダ「2023年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   図書館情報資源論  
担当教員   細井 岳登  
対象学年     クラス      
講義室   620教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   月4   単位区分   必  
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 図書館情報資源および資源構成の特質と図書館における提供/利用  
概要 Synopsis 図書館情報資源および資源構成の特質と図書館における提供/利用    
概要 Synopsis  図書館で扱う情報資源は多様である。様々な形態や性質を持つ各種情報資源の特徴や、それらから成る図書館の資源(蔵書)構成について館種による相違などの傾向を紹介し、それらを構築し、維持、発展させていくための収集、管理、運用のあり方や、それを可能にする書籍など各種情報資源の生産・流通の仕組みや制度についても、現場の実状を踏まえ、具体例も交えて解説していく。
図書館業務に携わる上での情報資源に関する基本的な知識の習得を目指す。電子書籍など新しい情報資源の流通や利用状況、利用のための仕組みなど、図書館情報資源/図書館資料をめぐる近年の動向や議論についても可能な限り取り上げていく。
単なる各種情報資源の紹介ではなく、情報通信環境の変化、地域社会との関わり、著作権や表現の自由をめぐる問題など、図書館情報資源を、情報や資料の流通と利用をめぐる社会の動向や問題関心のなかに位置づけ、多面的、立体的な理解を図っていきたい。  
到達目標 Aim 図書館情報資源の多種多様な特性や形態および図書館における資料構成の特徴や規定要因、実情と課題を理解する。また情報資源を情報メディア環境や生産・流通、社会の動向のなかに位置づけて理解する。  
授業形態 Class style レジュメや参考資料の配布-対面授業であれば、印刷したものを配布する(オンライン授業となった場合は、レジュメや参考資料をmoodleでアップする)。関連する資料(図書の実物や図書館等の機関・団体のパンフレットなど)を教室で回覧する(オンライン授業となれば、それらの関連する機関・団体のwebサイトやネット上の参考となる情報資源をmoodleで紹介する)。学期末試験に関連する課題として、図書館の実地調査(フィールドワーク)を課す。  
使用言語 Language(s) 日本語のみ Japanese only
アクティブ・ラーニングActive Learning  実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork
内容・スケジュール Contents, schedule 1.図書館情報資源とは何か:図書館の役割と図書館情報資
2.図書館情報資源の特質と資料構成
3.資料構成と利用者:館種による目的相違と資料構成の相違
4.図書館における資料構成の構築と多様な資料構成-主に公共図書館を例として
5.図書館における資料構成について-調査課題「公共図書館の資料構成」の説明を通して
6.図書館情報資源の種類と特質(1):図書、雑誌
7.図書館情報資源の種類と特質(2):様々な文字資料、印刷資料および視聴覚資料
8.図書館情報資源の種類と特質(3):電子資料、バリアフリーサービス
9.図書館情報資源のなかの専門資料:学術研究における専門資料の生産、流通、利用
10.出版流通制度の課題と図書館における情報資源の収集、提供
11.情報資源の収集・選択と保存、廃棄-資料構成の構築および維持・管理
12.情報資源の収集・提供と著作権、情報資源へのアクセスと表現の自由
13.学術研究-学術コミュニケーションシステムにおける専門的知識の形成と特質
14.科学研究の特質と科学/技術の社会への影響
15.市民のリテラシーと図書館-情報や知識、想像力へのアクセスの保障と図書館
 
準備学習・事後学習 Preparation, review 配布したレジュメや資料を読んで理解に努めること。授業内容について、分かったことや分からなかったことなどの感想、質問等への回答を読むなど復習して理解を深めてほしい。また授業で学んだことを踏まえて、関心を持ったことなどを地元の図書館で実地に確かめたり、関連する文献を読む、ネットで調べるなど、発展的な学習にも努めてほしい。
 授業内容に関連する公共図書館の実地調査を行う課題を出し、学期末試験で関連する設問を出題するので、試験期間に間に合うように、各自時間を作って、地元の、あるいは普段利用している公共図書館に行って調べておくこと。具第的な調査内容については、学期半ば頃に発表予定。  
準備学習・事後学習の時間 準備学習1時間 事後学習3時間(2単位科目)
学外授業 Outside activities 実施予定なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価で評価する。
■学期末試験期間中に実施する筆記試験(70%) ※期末試験の評価には、課題の実地調査の実施状況(取り組みの成果)も加味して評価する。図書館の実地調査を踏まえた、図書館の資料構成の特徴の理解と、多種多様な図書館情報資源の特質や利用の実態および課題等を、関連する社会の状況や動向との関連の中で把握出来ているかを評価する。
■受講態度-授業への取り組みの姿勢および授業内容の理解度(30%) ※授業時に能動的にノートを取ったり、事後学習として積極的に文献やネット上の情報を調べたりするなど、学習内容の理解に努める姿勢、出席確認を兼ねたリアクションペーパーへの記述-分かったこと/分からなかったこと、質問、感想など(オンライン授業となった場合はMoodleの受講確認アンケートで提出)等で評価する。

出席は2/3以上を必須とする。出席が3分の2に満たない場合は期末試験の受験を認めない。但し病気・体調不良や事故、他の授業関連の活動、試験、奨学金等の説明会、就職活動などやむを得ない事情で欠席する場合、欠席届および証明する書類を提出すれば、3回までは欠席扱いとはしない。長期の病気療養等で4回以上欠席することが見込まれる場合は、個別に相談してほしい。  
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 口頭での質問や、リアクションペーパーに書かれた質問等については、次回授業時に回答し、補足説明など解説を行う。  
テキスト Textbooks 特定のテキストは用いない。参考文献は、授業時に適宜紹介する 。  
参考図書 References 授業にて適宜紹介する  
リンク Link  
Moodleへのリンク Moodle URL https://lms.aichi-u.ac.jp/2023/course/view.php?id=2568  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc レジュメや参考資料を読んで理解に努めてもらうことになるが、オンライン授業の場合、対面でないと伝わりづらいこともあるので、よく分からなかったことや疑問に思ったこと、発展させた関連質問等を積極的に書いてみる、授業内容で興味を持ったことを、さらに文献やネットを使って調べてみる、普段利用している地元の図書館でよいので、実際に利用して体験してみるなど、能動的、積極的に授業へ関わる姿勢を期待する。
 遠隔授業の場合、機器の不具合や体調不良などやむを得ない事業で、翌週までに授業のレジュメや資料の閲覧ができなかった、受講確認アンケートの提出がてぎなかった、あるいはできないことがあらがしめ分かっている場合は、その旨、欠席理由を書いてメールで知らせてほしい。
 
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470