年度「2023年度シラバス」、フォルダ「2023年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   文化人類学  
担当教員   須川 妙子  
対象学年     クラス      
講義室   242教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   水3   単位区分   選必  
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 異文化の理解と共存  
概要 Synopsis 世界に目を向けると、日本に居住している者にとっては好奇心を駆り立てられる事象、もしくは奇異に、時には理解しがたいと思われる事象が多数ある。しかしながら、それらは、その事象を文化として形成してきた人々にとっては、生活の基盤であり、その民族性を表象する非常に重要な事象である。「ひと」の様々な側面の構造を知り、社会と文化の多様性を学び、他者理解と自尊の念について広い視野で思考できる能力を養う。そして、異なる文化背景をもつ人々が共存することの意義を考える。  
到達目標 Aim 1.自身と異なる文化を尊重できる
2.自身の文化背景に誇りがもてる
3.上記2項目を前提とした積極的な異文化交流に関心がもてる
4.上記3項目について自身の考えを言葉で表現できるようになる
 
授業形態 Class style ・講義形式を基本とするが、ディスカッションを取り入れる回もある
・資料のある回はMoodleへ掲載するので各自で入手すること。(教室では配布しない)。                            
 資料は教室スクリーンへ投影するが、教室へパソコンを持参して手元で見てもよい。
 
使用言語 Language(s) 日本語のみ Japanese only
アクティブ・ラーニングActive Learning  PBL(課題解決型学習) Project-based learning
ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 ガイダンス
         はじめにーすべての考える人のために
第2回 序論 世界を考える道具をつくろう
第3回 第Ⅰ部 世界のとらえ方 
      1 自然と知識ー環境をどうとらえるのか
第4回 第Ⅰ部 世界のとらえ方 
      2 技術と環境ー人はどうやって世界をつくり、みずからをつくりだすのか
第5回 第Ⅰ部 世界のとらえ方 
      3 呪術と科学ー私たちは世界といかにかかわっているのか
第6回 第Ⅰ部 世界のとらえ方 
      4 現実と異世界ー「かもしれない」領域のフィールドワーク
第7回 第Ⅱ部 価値と秩序が生まれるとき
      5 モノと芸術ー人はなぜ美しさを感じるのか                      
第8回 第Ⅱ部 価値と秩序が生まれるとき
      6 贈り物と負債ー経済・政治・宗教の交わるところ
第9回 第Ⅱ部 価値と秩序が生まれるとき
      7 貨幣と信用ー交換のしくみをつくりだす
第10回 第Ⅱ部 価値と秩序が生まれるとき
      8 国家とグローバリゼーションー国家のない社会を想像する
第11回 第Ⅱ部 価値と秩序が生まれるとき
      9 戦争と平和ーひとはなぜ戦うのか
第12回 第Ⅲ部 あらたな共同性へ
      10 子どもと大人ー私たちの来し方、行く先を見つめなおす
第13回 第Ⅲ部 あらたな共同性へ
      11 親族と名前ー関係している状態をつくるもの
第14回 第Ⅲ部 あらたな共同性へ
      12 ケアと共同性ー個人主義を超えて
第15回 第Ⅲ部 あらたな共同性へ
      13 市民社会と政治ー牛もカラスもいる世界で

 
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習:テキストを熟読する・授業前の課題に取り組む
事後学習:授業内容の要点をまとめる・参考文献等に目を通す
     授業時に指示する課題に取り組む
※事前学習・事後学習の課題の詳細は、授業中に指示する。  
準備学習・事後学習の時間 準備学習2時間 事後学習2時間(2単位科目)
学外授業 Outside activities 実施しない  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 平常評価(100%)
・授業前の課題(25%):問題提起に対しての率直な意見を持つことができているか
・授業時に提示する課題(25%):授業内容を要約・整理して文化の多様性に関する知識を深く理解することができているか
・最終課題(50%):授業内容を基礎知識として、文化の多様性に関する課題を発見し、資料収集して問題解決ができているか


 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 授業前の課題・授業中に提示する課題:授業中に全体に対してコメントする
最終課題:講評をMoodleに掲載する
 
テキスト Textbooks 松村圭一郎・中川理・石井美保編『文化人類学の思考法』世界思想社2019年 ISBN:978-4-7907-1733-1  
参考図書 References 授業にて適宜紹介する  
リンク Link  
Moodleへのリンク Moodle URL https://lms.aichi-u.ac.jp/2023/course/view.php?id=1932  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc ・テキストは必須。毎時間持参のこと。
・授業前にmoodleを確認し、資料の有無・連絡事項などを確認すること
・連絡事項はMoodleへ掲載またはニュースフォーラム(大学付与のメールアドレス宛)に流すので、常に確認すること
・板書やスクリーン投影内容の写真撮影および授業の録音・録画は禁止します。  
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470