Subject Name
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現代文化演習
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Charge Teacher
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谷 彰
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Lectures target
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Class
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Lecture Room
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64A教室
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Course Time
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秋学期
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Day・Period
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水2
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Unit Classification
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科目種別
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演習
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Unit Count
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2
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Matter of prepare
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Notes
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テーマ Theme
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現代の小説・マンガ・アニメ作品に見る様々な文化記号
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概要 Synopsis
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2年次春学期の「モダンカルチャー論」という授業では、樋口一葉・夏目漱石・田山花袋らの近代小説に見られる様々な文化記号を取り上げ、明治時代の文化状況についての理解を深めた。この授業では、現代の小説・マンガ・アニメ作品に見られる文化記号を取り上げて、第二次大戦の戦時下から現代に至るまでの日本現代文化の諸相について見ていくことにする。 授業前半の講義で示される様々な事例を参考に、授業後半では受講生が各自興味のある現代小説・マンガ・アニメ作品を取り上げ、そこに認められる特徴的な文化記号に関する発表を行う。また、各発表について受講生全員でディスカッションすることにより、現代の様々な文化記号について理解を深めて行く。
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到達目標 Aim
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戦時下から現代に至るまでの日本の現代文化の諸相についての理解を深め、文化史的な視点から小説・マンガ・アニメ作品を読解する力を身につけるとともに、プレゼンテーションやディスカッションのスキルも習得する。
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授業形態 Class style
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講義形式と演習形式。授業の前半(第1回~10回程度)は講義形式で進め、後半(第11回~第15回)は学生発表に基づく演習形式で進める。
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使用言語 Language(s)
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日本語のみ Japanese only
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アクティブ・ラーニングActive Learning
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ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
プレゼンテーション Presentation
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内容・スケジュール Contents, schedule
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第1回 授業のガイダンス 第2回 マンガに見る戦時下の暮らし ~ こうの史代「この世界の片隅に」① 第3回 マンガに見る戦時下の暮らし ~ こうの史代「この世界の片隅に」② 第4回 マンガに見る戦時下の暮らし ~ こうの史代「この世界の片隅に」③ 第5回 文化記号としての女学生 ~中原淳一、太宰治「女生徒」 第6回 文化記号としての女子高生 ~橋本治「桃尻娘」・岡崎京子「東京ガールズブラボー」① 第7回 文化記号としての女子高生 ~橋本治「桃尻娘」・岡崎京子「東京ガールズブラボー」② 第8回 嶽本野ばらの小説に見るロリータファッション① 第9回 嶽本野ばらの小説に見るロリータファッション② 第10回 嶽本野ばらの小説に見るロリータファッション③ 第11回 学生発表とディスカッション① 第12回 学生発表とディスカッション② 第13回 学生発表とディスカッション③ 第14回 学生発表とディスカッション④ 第15回 まとめとレポート提出
※受講者の人数及び授業の進度によって、取り扱う内容や作品、スケジュールを変更する場合がある。予め了承されたい。
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準備学習・事後学習 Preparation, review
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準備学習として、授業で取り扱う作品を一読した上で授業に臨む。発表担当の際は勿論、自身の発表でなくとも問題意識を持ちながら対象作品を必ず精読する。 事後学習として、配付資料を読み返して文化記号の内容・役割を整理・確認しておく。自身の発表の際はもちろんのこと、他者の発表に際しても客観的にふりかえり、問題点を整理してコメントを作成する。
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準備学習・事後学習の時間
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準備学習3時間 事後学習1時間(2単位科目)
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学外授業 Outside activities
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特になし。
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成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria
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以下に基づく平常評価(100%) ■リアクション提出とディスカッション参加(60%):毎回の授業で課すリアクションの提出状況と記述内容・分量、ディスカッションにおける発言回数やコメント内容などに基づく。 ■担当発表(20%):発表資料のレイアウト・内容、発表態度などに基づく。 ■まとめレポート(20%):レポートの内容・文章表現・分量などに基づく。 ※いずれも内容面は、日本の現代文化の諸相についての理解を深め、文化史的な視点から小説・マンガ・アニメ作品を読解できているかどうかを評価基準とする。授業欠席や遅刻は、証明が提示できるやむを得ない場合を除き、初回から減点対象となる。
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定期試験期間中の試験実施方法 Exam period
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定期試験期間中には筆記試験を実施しない。No exams are required during the exam period.
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
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リアクションや発表は授業にてコメントする。まとめレポートはMoodleでコメントをフィードバックする。
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テキスト Textbooks
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授業で配付した(Moodleに掲示した)プリント
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参考図書 References
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こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社)、太宰治「女生徒」(青空文庫)、橋本治「桃尻娘」(ポプラ文庫)、岡崎京子「東京ガールズブラボー」(JICC出版局)、嶽本野ばら「下妻物語」「ハピネス」(小学館文庫)、「エミリー」(集英社文庫)。
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リンク Link
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特になし。
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Moodleへのリンク Moodle URL
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https://lms.aichi-u.ac.jp/2023/course/view.php?id=3062
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関連する科目、履修者への要望など Requests, etc
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文化記号という概念を理解するため「モダンカルチャー論」の履修を強く推奨する。また、まんが文化の歴史に関する教養を身につけるため「エンターテイメント文化」の履修も推奨する。
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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連
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各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470
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