年度「2021年度シラバス」、フォルダ「2021年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   図書館情報資源論  
担当教員   細井 岳登  
対象学年     クラス      
講義室   遠隔授業   開講学期   秋学期  
曜日・時限   月4   単位区分   必  
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 図書館情報資源および資源構成の特質と図書館における提供/利用  
概要 Synopsis 図書館情報資源および資源構成の特質と図書館における提供/利用    
概要 Synopsis  図書館で扱う情報資源は多様である。様々な形態や性質を持つ各種情報資源の特徴や、それらから成る図書館の資源(蔵書)構成について館種による相違などの傾向を紹介し、それらを構築し、維持、発展させていくための収集、管理、運用のあり方や、それを可能にする書籍など各種情報資源の生産・流通の仕組みや制度についても、現場の実状を踏まえ、具体例も交えて解説していく。
図書館業務に携わる上での情報資源に関する基本的な知識の習得を目指す。電子書籍など新しい情報資源の流通や利用状況、利用のための仕組みなど、図書館情報資源/図書館資料をめぐる近年の動向や議論についても可能な限り取り上げていく。
単なる各種情報資源の紹介ではなく、情報通信環境の変化、地域社会との関わり、著作権や表現の自由をめぐる問題など、図書館情報資源を、情報や資料の流通と利用をめぐる社会の動向や問題関心のなかに位置づけ、多面的、立体的な理解を図っていきたい。  
到達目標 Aim 図書館情報資源の多種多様な特性や形態の理解とともに、情報資源を情報メディア環境や生産・流通、社会の動向のなかに位置づけて理解する。
 
授業形態 Class style 講義形式。レジュメや参考資料を配布。遠隔授業の場合、レジュメや参考資料をmoodleでアップ。授業回ごとに実施する受講内容についての感想、質問等のコメントに対する回答もmoodleで行う。関連する作品や各種図書館等関連する機関・団体のwebサイトの紹介なども行う。対面授業になれば、レジュメや参考資料を印刷した者を配布する。コメントに対する回答も口頭で行う。  
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【 】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【 】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【 】 グループワーク Group work
4.【 】 プレゼンテーション Presentation
5.【〇】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 1.図書館情報資源とは何か:図書館の役割と図書館情報資
2.図書館情報資源の特質と資料構成
3.資料構成と利用者:館種による目的相違と資料構成の相違
4.図書館における資料構成の構築-主に公共図書館を例として+調査課題について
5.図書館情報資源の種類と特質(1):図書、雑誌
6.図書館情報資源の種類と特質(2):様々な文字資料、印刷資料および視聴覚資料
7.図書館情報資源の種類と特質(3):電子資料、バリアフリーサービス
8.図書館情報資源のなかの専門資料:学術研究における専門資料の生産、流通、利用
9.学術研究-学術コミュニケーションシステムにおける専門的知識の形成と特質
10.科学/技術の社会への影響と専門的知識の理解-市民のリテラシーと専門資料の利用
11.出版物販売の現状と出版流通の仕組み
12.出版流通制度の課題と図書館における情報資源の収集、提供
13.情報資源の収集・選択と保存、廃棄-資料構成の構築および維持・管理
14.情報資源の収集・提供と著作権、情報資源へのアクセスと表現の自由
15.読書できる社会や環境-情報や知識、想像力へのアクセスの保障と図書館
 
準備学習・事後学習 Preparation, review 配布したレジュメや資料を読んで理解に努めること。授業内容について、分かったことや分からなかったことなどの感想、質問等への回答を読むなど復習して理解を深めてほしい。また授業で学んだことを踏まえて、関心を持ったことなどを地元の図書館で実地に確かめたり、関連する文献を読む、ネットで調べるなど、発展的な学習にも努めてほしい。
 授業内容に関連する調査課題を出し、学期末に関連する問題を出題する予定。学期中遠隔授業のみの場合は、単位レポートとして、対面授業となった場合は、筆記試験として出すので、特定の公共図書館を対象に選び、実地調査と統計データの収集を行い、それらをもとに考察を加えてまとめておくこと。  
学外授業 Outside activities 実施予定なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価で評価する。
■学期末試験期間中に実施する単位レポートもしくは筆記試験の評価(70%) 〔対面授業を行うことができれば、筆記試験の実施を予定している〕
■受講態度および授業の理解度。主に毎回の授業ごとに提出を課す受講コメントアンケート(対面授業ではリアクションペーパーの配布)への質問、感想等の記述等から評価する。対面授業が実施されれば、授業時の様子や口頭での質問等の授業へ取り組む様子も踏まえて評価するも。(30%)
出席回数は2/3以上を必須。満たない場合は期末試験の受験を認めない。但し機器やネットへの接続の不具合でのアクセス不能、病気や災害、事故などによる出席困難、実習等他の授業による欠席、留学・奨学金や就職の説明会、試験への参加などのやむを得ない理由で受講できなかった場合、欠席理由を書いて申告の上、認められれば、2/3の対象外とする。
 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【〇】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
もしくは
2. 【〇】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks 特定のテキストは用いない。参考文献は、授業時に適宜紹介する 。  
参考図書 References 授業にて適宜紹介する  
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】>
【 】対面授業
【〇】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)  
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】>
【 】対面授業
【〇】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型)
【 】遠隔授業②(ライブ中継型)  
リンク Link  
Moodleへのリンク https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=20831  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc レジュメや参考資料を読んで理解に努めてもらうことになるが、オンライン授業の場合、対面でないと伝わりづらいこともあるので、よく分からなかったことや疑問に思ったこと、発展させた関連質問等を積極的に書いてみる、授業内容で興味を持ったことを、さらに文献やネットを使って調べてみる、普段利用している地元の図書館でよいので、実際に利用して体験してみるなど、能動的、積極的に授業へ関わる姿勢を期待する。
 遠隔授業の場合、機器の不具合や体調不良などやむを得ない事業で、翌週までに授業のレジュメや資料の閲覧ができなかった、受講確認アンケートの提出がてぎなかった、あるいはできないことがあらがしめ分かっている場合は、その旨、欠席理由を書いてメールで知らせてほしい。