年度「2021年度シラバス」、フォルダ「2021年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   情報資源組織演習Ⅰ  
担当教員   細井 岳登  
対象学年     クラス      
講義室   650教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   月5   単位区分   必  
科目種別   演習   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 図書館目録における書誌的記録の作成方法と目録規則の理解  
概要 Synopsis   図書館情報資源の組織化に関わる知識・技術のうち目録作成について、『日本目録規則1987年版』改訂3版および、『日本目録規則2018年版』に拠って、演習形式で学んでいく。目録規則の条文に基づいて、目録作成を行う上での基本的な知識や技法を習得を図るとともに、それらを通して目録の役割や特質、目録作成の課題などの理解にもつなげていきたい。また日本目録規則の改定による、新旧両規則の相違点を理解する必要がある。
 図書、雑誌など実際の資料に基づいた演習問題を宿題として課し、受講生から提出された答案や、対面授業時における受講生の発表を踏まえて、関連する規則条文に触れながら、解答および解説を行っていく。
 なお『日本目録規則2018年版』が2018年12月に刊行された。実際に各図書館の目録作成に適用されていくのはこれからだが、新規則に基づく目録作成に対応していけるよう、『2018年版』による演習課題も課していく。
 
到達目標 Aim   目録の機能や構造、書誌的記録の対象についての理解を前提として、さらに日本目録規則の改定の要点も把握して、新旧『日本目録規則』の条文で規定されていることを理解し、基本的な書誌的記録の様式での作成ができるようになること。
  
 
授業形態 Class style   演習形式。毎回、課題を出していくので、それに取り組んで提出してもらう。受講生の課題への取り組みと、教員による課題の解答、解説を中心に進めていく、遠隔授業ではmoodleによって課題答案の提出と解答、解説の配布を行い、対面授業では、受講生による課題の発表(毎回数人ずつ)と、それに対する解答、解説を教室で行っていく。  
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【 】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【 】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【  】 グループワーク Group work
4.【〇】 プレゼンテーション Presentation
5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 1.図書館目録と情報資源の記録:図書館目録とは?書誌的記録とは?…情報資源組織Ⅰの復習を兼ねて!
2.『日本目録規則1987年版』『2018年版』の概要と書誌的記録作成の基本
3.『1987年版』に基づく図書資料の書誌的記録の作成:単行資料の基本形
4.図書資料の書誌的記録の作成:単行資料の応用-上下の分割
5.図書資料の書誌的記録の作成:単行資料の応用-多巻資料と物理単位
6.図書資料の書誌的記録の作成:集合レベルの書誌単位-多段階記述様式
7.図書資料の書誌的記録の作成:集合レベルの書誌単位-簡略多段階記述様式
8.図書資料の書誌的記録の作成:構成レベルの書誌単位
9.継続資料の書誌的記録の作成:逐次刊行レベル、物理単位、構成レベル
10.継続資料の書誌的記録の作成:逐次刊行レベル、物理単位、構成レベル
11.FRBRモデルにおける対象の理解と『2018年版』の書誌的記録の構成:「著作」「表現形」「体現形」
12.『2018年版』の書誌的記録の作成と『1987年版』からの変更点:アクセスポイントと属性の記録
13.『2018年版』に基づく書誌的記録の作成:「著作」「表現形」のアクセスポイント
14.『2018年版』に基づく書誌的記録の作成:「体現形」の属性
15.『1987年版』および『2018年版』に基づく書誌的記録作成の復習
※受講生の理解度や出席状況、遠隔授業と対面授業の相違などにより、授業の予定、進め方の変更もあります。    
 
準備学習・事後学習 Preparation, review  毎週演習課題の宿題を出すので、翌週の授業までにやっておくこと。対面授業では、授業開始前に提出してやってきたことの確認を受けること。課題を書いた用紙は確認後返却するので、授業での解答、解説を書き加えるなどして、復習に役立てること。遠隔授業の場合は、moodleで期限までに提出すること。  
学外授業 Outside activities 実施予定なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価で評価する。
■学期末試験期間中に実施する筆記試験の評価(75%)
■受講態度および授業の理解度)(25%) ※具体的には①演習課題の提出-毎回提出が原則、②理解できことあるいはよく分からなかったこと、疑問点などを対面授業ではリアクションペーパーへ書く、あるいは口頭で質問する(遠隔授業ではmoodleの受講コメントアンケートで提出)など、授業内容の理解に努め、自ら考えて、積極的に取り組む姿勢を評価する。
 出席回数は2/3以上を必須。満たない場合は期末試験の受験を認めない。但し病気や災害、事故などによる出席困難、実習等他の授業による欠席、留学・奨学金、就職の説明会や試験への参加などの理由の場合、欠席届を提出の上、認められれば、2/3の対象外とする。
 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【〇】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks 受講用テキスト(任意):『情報資源組織法』,日本図書館協会,2020 ※購入は必須ではありません。授業に直接関係する『日本目録規則2018』の規則条文等は、プリントして配布するようにします(生協で扱ってもらうようにしますが、店頭に在庫がない場合、注文により購入となります)。

基本資料:『日本目録規則1987年版』改訂3版(日本図書館協会,2006)、『日本目録規則2018年版』(同協会,2018) ※『1987年版』は、司書課程資料室に備え付けのものを利用てください。授業時に各自1冊ずつ持ってくること。自宅で課題を行うために、借りていくことも可。『2018年版』は、演習の受講者用の冊数が確保されていないので、規則条文等の必要箇所を分印刷して、配布する予定である。

 
参考図書 References 授業にて適宜紹介する  
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】>
【〇】対面授業
【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)  
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】>
【 】対面授業
【〇】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型)
【 】遠隔授業②(ライブ中継型)  
リンク Link  
Moodleへのリンク https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=4971  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc   履修するにあたって、既に情報資源組織Ⅰ(春学期)を受講していることが望ましい。
  授業時は発表と解説が中心となり、演習課題に取り組む時間はとれないので、受講者による課題の予習を前提として授業を進めていく。予習・復習にあたって理解を深める上で、『日本目録規則』の該当する条文や参考資料を読み込み、読み返すこと
  再履修者で前回、出席や課題の提出で期末試験の受験条件を満たしていれば、今回の受講においては、出席や課題の提出回数は考慮するが、学期末の筆記試験については、特段の考慮はせず、新規履修者と同等に扱う。