科目名
|
芸術と食
|
担当教員
|
須川 妙子
|
対象学年
|
|
クラス
|
|
講義室
|
65F教室
|
開講学期
|
秋学期
|
曜日・時限
|
金1
|
単位区分
|
|
科目種別
|
講義
|
単位数
|
2
|
準備事項
|
|
備考
|
|
テーマ Theme
|
描かれた食の場面から芸術作品を読み解く
|
概要 Synopsis
|
小説には、「食」にかかわる場面が描きこまれることがあろ。主題が「食」である場合は、その場面の意味は明確ではあろうが、食を主題とはしていない作品においてでさえ、差し込まれた食の場面が、その作品の完成度、解釈に大きく影響しているものである。さらに、その作品が製作された時代背景を絡めてみると、食を通した作中人物等の心情を読み取ることもできる。芸術作品に描かれる食の場面は、作品の芸術性にどう影響しているのか、学生間の議論を通して、一般論ではない新たな作品解釈を展開してほしい。
|
到達目標 Aim
|
小説中の食の場面がその芸術性にどう影響しているのかについて、自身の言葉で表現できるようになる
|
授業形態 Class style
|
演習形式 取り扱う小説は各自で入手すること(詳細は1回目授業にて説明)
|
使用言語 Language(s)
|
1.【〇】 日本語のみ Japanese only 2.【 】 日本語と外国語 Japanese and foreign language(s) 3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese
|
アクティブ・ラーニング Active Learning
|
1.【〇】 PBL(課題解決型学習) Project-based learning 2.【〇】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate 3.【〇】 グループワーク Group work 4.【〇】 プレゼンテーション Presentation 5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork
|
内容・スケジュール Contents, schedule
|
第1回 ガイダンス 第2回 提示作品1についての資料収集および個人見解の構築 第3回 提示作品1についての議論 第4回 提示作品2についての資料収集および個人見解の構築 第5回 提示作品2についての議論 第6回 提示作品3についての資料収集および個人見解の構築 第7回 提示作品3についての議論 第8回 提示作品4についての資料収集および個人見解の構築 第9回 提示作品4についての議論 第10回 提示作品5についての資料収集および個人見解の構築 第11回 提示作品5についての議論 第12回 持ち込み作品①についての資料収集および個人見解の構築 第13回 持ち込み作品①についての議論 第14回 持ち込み作品②についての資料収集および個人見解の構築 第15回 持ち込み作品②についての議論
※提示作品の例 ・岡本かの子『食魔』 ・矢田津世子『茶粥の記』 ・織田作之助『夫婦善哉』 ・谷崎潤一郎『細雪』 ・森鴎外の作品 ・永井荷風の作品 など 受講生数や受講生の希望等により、取り扱う作品を決める。ガイダンスにて話し合うので必ず出席のこと
※作品は各人で入手しすること
※持ち込み作品は、食に関する事柄が「主テーマでは『ない』」作品であること。選択条件の詳細はガイダンスにて説明する。
※スケジュールは受講生数、受講生の理解度等により適宜変更する
|
準備学習・事後学習 Preparation, review
|
準備学習:作品入手と熟読、関連事項の情報収集、およびそれらを踏まえた個人見解文章作成 A4・1枚程度 事後学習:議論を通した後の考察文章の作成 A4・1枚程度
※方法の詳細は、ガイダンスにて解説します。
|
学外授業 Outside activities
|
予定はしていないが、ふさわしい展示会等あれば見学会を臨時に実施したい
|
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria
|
・議論(50%):事前学習をもとにした考察が発表ができる。他者の発言に対して意見を述べることができる ・事前学習(25%):各章を読み解き、内容に対する自分の考えをまとめることができる。 ・事後学習(25%):議論を通した自身の考えを文章にまとめることができる
※配点は変更の可能性がある
|
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period
|
1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period. 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period. 3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.
|
テキスト Textbooks
|
使用しない ガイダンスにて、提示作品に関する資料を配布します。
|
参考図書 References
|
授業内で適宜示す
|
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態
|
<愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】> 【〇】対面授業 【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)
|
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態
|
<愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】> 【 】対面授業 【〇】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型) 【 】遠隔授業②(ライブ中継型)
|
リンク Link
|
|
Moodleへのリンク
|
https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=19611
|
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc
|
・【重要】連絡事項はMoodleへ掲載するので、常に確認すること ・受講生の議論によって成立する演習です。十分な事前学習をし、積極的な意見交換を進めること ・思いついたことを「お喋りするだけでは議論にならない」ことを十分に認識したうえで履修してください。 ・インターネット上の芸術評論の引用せず、自身の考察を自身の言葉で表現すること。 ・事前事後学習にかなりの時間を要します。 単位習得状況にゆとりのない方には、時間的に相当厳しくなることをご承知おきください。
|