年度「2021年度シラバス」、フォルダ「2021年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   芸術と食  
担当教員   須川 妙子  
対象学年     クラス      
講義室   65F教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   金1   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 描かれた食の場面から芸術作品を読み解く  
概要 Synopsis 小説には、「食」にかかわる場面が描きこまれることがあろ。主題が「食」である場合は、その場面の意味は明確ではあろうが、食を主題とはしていない作品においてでさえ、差し込まれた食の場面が、その作品の完成度、解釈に大きく影響しているものである。さらに、その作品が製作された時代背景を絡めてみると、食を通した作中人物等の心情を読み取ることもできる。芸術作品に描かれる食の場面は、作品の芸術性にどう影響しているのか、学生間の議論を通して、一般論ではない新たな作品解釈を展開してほしい。  
到達目標 Aim 小説中の食の場面がその芸術性にどう影響しているのかについて、自身の言葉で表現できるようになる  
授業形態 Class style 演習形式
取り扱う小説は各自で入手すること(詳細は1回目授業にて説明)  
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【〇】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【〇】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【〇】 グループワーク Group work
4.【〇】 プレゼンテーション Presentation
5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 ガイダンス
第2回 提示作品1についての資料収集および個人見解の構築
第3回 提示作品1についての議論
第4回 提示作品2についての資料収集および個人見解の構築
第5回 提示作品2についての議論
第6回 提示作品3についての資料収集および個人見解の構築
第7回 提示作品3についての議論
第8回 提示作品4についての資料収集および個人見解の構築
第9回 提示作品4についての議論
第10回 提示作品5についての資料収集および個人見解の構築
第11回 提示作品5についての議論
第12回 持ち込み作品①についての資料収集および個人見解の構築
第13回 持ち込み作品①についての議論
第14回 持ち込み作品②についての資料収集および個人見解の構築
第15回 持ち込み作品②についての議論

※提示作品の例
・岡本かの子『食魔』
・矢田津世子『茶粥の記』
・織田作之助『夫婦善哉』
・谷崎潤一郎『細雪』 
・森鴎外の作品
・永井荷風の作品  など
受講生数や受講生の希望等により、取り扱う作品を決める。ガイダンスにて話し合うので必ず出席のこと


※作品は各人で入手しすること

※持ち込み作品は、食に関する事柄が「主テーマでは『ない』」作品であること。選択条件の詳細はガイダンスにて説明する。

※スケジュールは受講生数、受講生の理解度等により適宜変更する  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習:作品入手と熟読、関連事項の情報収集、およびそれらを踏まえた個人見解文章作成
     A4・1枚程度
事後学習:議論を通した後の考察文章の作成 
     A4・1枚程度     

※方法の詳細は、ガイダンスにて解説します。  
学外授業 Outside activities 予定はしていないが、ふさわしい展示会等あれば見学会を臨時に実施したい  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria ・議論(50%):事前学習をもとにした考察が発表ができる。他者の発言に対して意見を述べることができる
・事前学習(25%):各章を読み解き、内容に対する自分の考えをまとめることができる。
・事後学習(25%):議論を通した自身の考えを文章にまとめることができる

※配点は変更の可能性がある  
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks 使用しない
ガイダンスにて、提示作品に関する資料を配布します。  
参考図書 References 授業内で適宜示す  
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】>
【〇】対面授業
【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)  
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】>
【 】対面授業
【〇】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型)
【 】遠隔授業②(ライブ中継型)  
リンク Link  
Moodleへのリンク https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=19611  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc ・【重要】連絡事項はMoodleへ掲載するので、常に確認すること
・受講生の議論によって成立する演習です。十分な事前学習をし、積極的な意見交換を進めること
・思いついたことを「お喋りするだけでは議論にならない」ことを十分に認識したうえで履修してください。
・インターネット上の芸術評論の引用せず、自身の考察を自身の言葉で表現すること。
・事前事後学習にかなりの時間を要します。
 単位習得状況にゆとりのない方には、時間的に相当厳しくなることをご承知おきください。