年度「2021年度シラバス」、フォルダ「2021年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   現代文学を読む  
担当教員   渡邉 章夫  
対象学年     クラス      
講義室   623教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   水2   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 現代の小説作品を通して見えてくる社会思想や文化背景、同時代に生きる人々の集合感情を考察する。  
概要 Synopsis 現代小説は、作家個人のプライベートな内面的情緒を表出する近代文学とは異なり、より開かれた作品として、広く作品外の社会文化的環境を投影する集合感情的な特質を持っているので、講義では、作品を通して同時代に生きる人々の抱えている社会共有の情感を見出すことによって、作品が社会に問うている問題意識を考察する。  
到達目標 Aim 学生が、文学作品の読解を通じて、そこに込められた作品を取り巻く環境に対するメッセージを受け取ることで社会や時代の影やゆがみ等の危機意識に敏感な感性をみがけるようにする。加えて、学生が、近代文学と現代文学との本質的な相違点を理解することで、より深い教養を身につけることが可能となる。  
授業形態 Class style 講義形式で行う。必要な資料は授業中適宜配布する。  
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【〇】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【 】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【 】 グループワーク Group work
4.【 】 プレゼンテーション Presentation
5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 1、ガイダンスと授業案内
2、総論①(テーマや講義目的の明確化)
3、総論②(講義に使用する専門用語のキーワード解説)
4、戦後文学の出発(石井桃子)
5、吉本ばなな(ジェンダーフリー)
6、江国香織(虚飾のアイデンティティ)
7、川上弘美(土着と前近代へ)
8、綿谷りさ(情念のアンコントロール)
9、川上未映子(精神より身体へ)
10、宮部みゆき(情念の復讐)
11、あさのあつこ(ヤングアダルトの苦悩)
12、森絵都(現代のファンタジー)
13、最果タヒと住野よる「君の膵臓を食べたい」を読む(欠如した自我)
14、オカルトとスピリチュアルに於ける現代小説
15、まとめ(現代の歪んだ言語格差空間)
※話題作などを臨時に取り上げる場合もある。また、学生の習熟度によって授業内容の増減や若干のスケジュール変更もありうる  
準備学習・事後学習 Preparation, review <準備学習>講義終了時に次回に取り上げる作家作品を明示するので読解に努めること。
<事後学習>講義中、内容に関係する参考文献を適宜紹介するのでその読解を励行する。  
学外授業 Outside activities 特になし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価で評価する。
■学期末試験期間中に実施する筆記試験(80%)作家作品に込められた同時代に対する課題や問題意識の発露やメッセージを正しく読み取っているかの確認。
■講義期間中に実施する中間テスト(20%)講義の前半部の内容を正しく把握しているかを問う。
 

 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【○】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks 特定のものは使用しない。配布プリントによって替える。

。  
参考図書 References 授業中に各作家作品に関係する参考文献を適宜指示する。  
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】>
【○】対面授業
【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)  
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】>
【 】対面授業
【○】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型)
【 】遠隔授業②(ライブ中継型)  
リンク Link なし  
Moodleへのリンク https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=4451  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc 受講者数、コロナ感染対策、その他の事情で講義、試験の際に座席指定する可能性あり。