科目名
|
近代の文学
|
担当教員
|
谷 彰
|
対象学年
|
|
クラス
|
|
講義室
|
643教室
|
開講学期
|
春学期
|
曜日・時限
|
火2
|
単位区分
|
|
科目種別
|
講義
|
単位数
|
2
|
準備事項
|
|
備考
|
|
テーマ Theme
|
日本近代小説の楽しみ方
|
概要 Synopsis
|
この授業で取り上げるのは、樋口一葉・夏目漱石・芥川龍之介など、世間に広く名を知られている近代作家の代表的な小説である。これら「国民的作家」の文学を学ぶことは、現代を生きる日本人として最低限の教養と言えるだろう。 彼らの小説を、キーワードや作中の謎に着目してじっくりと読み進めながら、文学とは何か、小説を読むとはどういう行為かという普遍的問題や、それぞれの作家・作品の魅力や特徴などについて考察を深めたい。
|
到達目標 Aim
|
日本の近代小説を多角的な視点から読む力を身につけ、読解した内容を自分の言葉で表現できる。
|
授業形態 Class style
|
授業はプリントをテキストとして講義形式で行ない、PowerPointのスライドやOHCなどの教材提示装置、ならびに「課題」提出やプリント配布のためにMoodleを活用しながら進める。
|
使用言語 Language(s)
|
1.【○】 日本語のみ Japanese only 2.【 】 日本語と外国語 Japanese and foreign language(s) 3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese
|
アクティブ・ラーニング Active Learning
|
1.【 】 PBL(課題解決型学習) Project-based learning 2.【 】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate 3.【 】 グループワーク Group work 4.【 】 プレゼンテーション Presentation 5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork
|
内容・スケジュール Contents, schedule
|
第1回 授業のガイダンス & 「十三夜作品解題 第2回 「十三夜」(上)を読む① 第3回 同 ② 第4回 「十三夜」(下)を読む① 第5回 同 ② 第6回 「三四郎」作品解題 & 主人公の視点から読む「三四郞」① 第7回 主人公の視点から読む「三四郞」② 第8回 同 ③ 第9回 美禰子の立場から読む「三四郞」① & 小テスト 第10回 同 ② 第11回 同 ③ 第12回 「羅生門」作品解題 & 作品成立の背景 第13回 作品の評価・解釈の歴史 & 「羅生門」を読む① 第14回 「羅生門を読む② 第15回 同 ③
|
準備学習・事後学習 Preparation, review
|
準備学習として、授業で取り扱う「十三夜」「三四郎」「羅生門」などの小説を必ず読んだ上で授業に臨むこと。また折に触れ、準備学習のための「課題」を出す。 事後学習として、配布プリントを読み返して各作品のキーワードや作品解釈の可能性などについて、内容を整理・確認しておくこと。また折に触れ、事後学習のための「課題」を出す。
|
学外授業 Outside activities
|
予定していない。
|
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria
|
以下に基づく総合評価。 ■平常評価(70%):リアクションペーパーと準備学習・事後学習「課題」の提出状況・記述内容(60%)、および中間期にMoodle上で実施する小テスト(10%)に基づき評価する。欠席・遅刻は回数に応じて減点し、原則として6回以上の欠席は認めない。初回の授業から評価に加える。 ■学期末試験(30%):作品のキーワードや謎に着目した上で、その小説の読解内容を論理的に記述する筆記試験に基づき評価する。
|
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period
|
1. 【○】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period. 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period. 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.
|
テキスト Textbooks
|
授業で配布したプリント。 ※ 生協ホームページで案内されている教科書リストも確認ください。
|
参考図書 References
|
樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』青空文庫、新潮文庫 夏目漱石 『三四郎』青空文庫、新潮文庫 芥川龍之介『羅生門・鼻』青空文庫、新潮文庫 その他、授業中に指示する。
|
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態
|
<愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】> 【○】対面授業 【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)
|
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態
|
<愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】> 【 】対面授業 【○】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型) 【 】遠隔授業②(ライブ中継型)
|
リンク Link
|
|
Moodleへのリンク
|
https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=4441
|
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc
|
授業の進め方、成績評価方法(リアクションペーパー・課題・学期末試験)等、留意事項の詳細を初回授業時に説明するので、必ず出席すること。 この授業を履修して日本近代文学に興味を持った受講生は、秋学期に開講される『近代の作家と作品』や、2年次開講科目である『モダンカルチャー論』も履修して、さらに教養を深めてもらいたい。 ※ 状況に応じて、レベル1でもオンデマンド授業を実施する場合がある。事前に対面授業やMoodleで周知するので、その心づもりでいること。また、対面・遠隔の別なくMoodleを活用するので、毎回Moodleのコースを確認すること。
|