年度「2021年度シラバス」、フォルダ「2021年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   映像文化  
担当教員   安 智史  
対象学年     クラス      
講義室   712教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   月4   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 映画論━━『観る』ことの批評性  
概要 Synopsis 「映画論━━『観る』ことの批評性」
  映画は,絵画,写真,音楽,音響など,芸術にかかわる様々な物質の混交としてあり,本来,豊穣な混沌として存在する。
 けれども、いま私たちは,その意味を見失ってはいないだろうか?
 いまこそ私たちは,受動的に眺めるのではなく,能動的に映像を「観る」訓練を積まねばならないのではないか?
  よく見ること。よく聴くこと。よく考えること。それこそが,いわゆるメディア・リテラシー(メディアの発信する情報を批判的に読み取り,さらには自ら発信を試みる能力)の営みへもつながってゆくだろう。
 それらを求めている学生諸君の積極的な参加を期待している。  
到達目標 Aim 「よく考える」ための映画の見方を身に付け、現代社会に氾濫する映像を、冷静に読み解く能力(メディア・リテラシー)を身に付けることができる。  
授業形態 Class style 講義形式による。適宜視聴覚教材を使用する。  
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【〇】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【 】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【 】 グループワーク Group work
4.【 】 プレゼンテーション Presentation
5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 1.ガイダンス――「エッセイ」としての映画…A.レネその他
2.クリス・マルケルとくに「ラ・ジュテ」について
3.A・ヒッチコックとくに「めまい」について
4.フィルム・ノワールについて①…その起源
5.フィルム・ノワールについて②…F・ラングを中心に
6.フィルム・ノワールについて③…「狩人の夜」
7.ヌーヴェルヴァーグについて①…J・L・ゴダール
8.ヌーヴェルヴァーグについて②…現代作家への影響
9.アニメーション映画について
10.日本映画とくにその1940~50年代について①…成瀬巳喜男、溝口健二を中心に
11.日本映画とくにその1940~50年代について②…中川信夫、マキノ雅弘を中心に
12.長廻しの映画とカットバックの映画について
13.ドキュメンタリー映画について
14.初期映画とくにリュミエール兄弟について 
15.まとめ。

 なお,これらの大部分はモノクロ映画であり,サイレント映画がふくまれている。(モノクロ、サイレント映画に関する考察も行う。)  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備・事後いずれの場合も、授業で触れる作品を、可能な限り鑑賞すること。よい映画を見ることのできる図書館、レンタルヴィデオ店、動画サイトや映画館、放送局などを確認すること。  
学外授業 Outside activities とくに予定しないが、各自がより多くの歴史的映像作品を検索し、実際に見ること。  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria (対面授業の場合)
 授業第1回に、いくつかの課題映画を挙げる。それを鑑賞し,レポートを提出すること。
 そのレポート50パーセントと,授業最終回のまとめの臨時試験50パーセントを総合して評価する。
(課題映画の説明は,授業第1回目にしかおこなわないので注意すること。)

(遠隔授業の場合)
 授業中、何回か課す課題と、授業最終回のまとめの臨時試験。それぞれを50パーセントとして総合評価する。

なお,扱う作品にはモノクロが多く,サイレント映画もふくまれているので、モノクロやサイレントに興味を持つことが望ましい。  
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks 適宜指示する。  
参考図書 References 適宜指示する。  
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】>
【〇】対面授業
【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)  
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】>
【 】対面授業
【〇】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型)
【 】遠隔授業②(ライブ中継型)  
リンク Link  
Moodleへのリンク https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=19451  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc 1年春学期に指定されている(2年次生も履修できる)「芸術」との関連が深いので、本授業に興味を持った学生には、履修をお勧めする。