年度「2021年度シラバス」、フォルダ「2021年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   伝統文化演習  
担当教員   須川 妙子  
対象学年     クラス      
講義室   64A教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   水4   単位区分    
科目種別   演習   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 日本人の美意識  
概要 Synopsis 近代において、日本の生活様式は急速な西欧化が進んだ。それまでの長い年月をかけて形づくられ、定着してきた日本独自の文化のかたちと、日本人の美意識や価値観が大きく方向転換をしたのである。そのような時代において、西欧文化一辺倒になりがちな風潮に警鐘をならし、これまでに培ってきた日本人の美意識を再認識して、日本文化と西欧文化との折り合いのつけ方を探るという視点を提唱した人物がいた。その人物、岡倉天心の著書『茶の本』を読み解くことにより、日本人の美意識の形成過程と、これからの他文化との共存の方法を考察する。また、英語文と日本語文を比較しながら読むことで、文化を他文化の言語で表現することの妙味を味わう。

 
到達目標 Aim 1.日本の文化形成過程と日本人の美意識の基盤がわかる
2.他文化との共存について考えることができる  
授業形態 Class style 演習形式
 
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【〇】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【〇】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【〇】 グループワーク Group work
4.【〇】 プレゼンテーション Presentation
5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 ガイダンス
第2回 1章・議論準備
第3回 1章・議論
第4回 2章・議論準備
第5回 2章・議論
第6回 3章・議論準備
第7回 3章・議論
第7回 4章・議論準備
第8回 4章・議論
第9回 5章・議論準備
第10回 5章・議論
第11回 6章・議論準備
第12回 6章・議論
第13回 7章・議論準備
第14回 7章・議論
第15回 最終議論・日本人の美意識と他文化との共生

※詳細はガイダンスにて説明する
※授業順序、内容は変更することがある。変更の場合はMoodleに掲載する。  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習:各章の要約と考察文章の作成 A4・1枚程度 
事後学習:議論を通した後の考察文章の作成 
     各章につき、A4・1枚程度
     
※方法の詳細は、ガイダンスにて解説する
 
学外授業 Outside activities なし  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 平常評価
・授業における議論(50%):事前学習をもとにした考察が発表できる。他者の発言に対して意見を述べることができる
・事前学習(25%):各章を読み解き、内容に対する自分の考えをまとめることができる。
・事後学習(25%):議論を通した自身の考えを文章にまとめることができる

※配点は変更の可能性がある
 
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks 岡倉天心(著)・桶谷秀昭(訳)『茶の本【英文収録】』講談社学術文庫1138 ISBN4-06-159138-X   
参考図書 References 授業内で適宜示す  
【レベル1】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル1の場合】>
【〇】対面授業
【 】遠隔授業(資料配布・提示型、オンデマンド型)  
【レベル2】対面、遠隔授業の実施形態 <愛知大学活動制限指針別の実施形態【レベル2の場合】>
【 】対面授業
【〇】遠隔授業①(資料配布・提示型、又はオンデマンド型)
【 】遠隔授業②(ライブ中継型)  
リンク Link  
Moodleへのリンク https://lms.aichi-u.ac.jp/2021/course/view.php?id=19446  
関連する科目、履修者への要望など Requests, etc ・【重要】連絡事項はMoodleへ掲載するので、常に確認すること
・「日本文化のかたち」「食物学」を履修していることが望ましい
・テキストに収録の英文も読むこともある。その旨を承知していること
・受講生の議論によって成立する演習です。十分な事前学習をし、積極的な意見交換で議論を進めること
・思いついたことを「お喋りするだけでは議論にならない」ことを十分に認識したうえで履修してください。
・インターネット上の芸術評論の引用せず、自身の考察を自身の言葉で表現すること。
・事前事後学習にかなりの時間を要します。
 単位習得状況にゆとりのない方には、時間的に相当厳しくなることをご承知おきください。