科目名
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情報の科学
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担当教員
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齊藤 正高
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対象学年
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クラス
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TB
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講義室
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523教室
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開講学期
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秋学期
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曜日・時限
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月3
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単位区分
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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さまざまな情報の性質を理解し、情報をどう処理し、どうつくりだすかを学ぶ。
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概要
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デジタルデータの構造に注目し,コンピュータがあつかうデータの形式を理解する。後半はとくに,文字データに着目し,文書から統計をとり、分析を行う。これらの目標は具体的なソフトウェアの操作を離れては達成できないので,表計算ソフトなど、あわせて情報機器の操作と情報機器による情報の加工法を実習によって身につけることも目標である。
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到達目標
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みなさんが、コンピュータの基本的なしくみとデータのしくみを理解し、情報処理の手法を身につけることが到達目標です。
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授業形態
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本科目では、文字・画像・音声・動画などの情報そのものの形式を学習する。現代の情報はデジタルデータとして表現されることが多いので,デジタルデータを扱うための道具であるコンピュータのしくみについても,電気・半導体・論理演算など,根底から理解を深める。とくに,文字データについては,パターン一致・キーワード抽出・文書の差異の数量化なども学習する。講義と実習の二つの側面から授業をすすめ,毎回,ワードプロセッサ・表計算ソフトなどをつかい,実習を通して,理解を深める。
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内容・スケジュール
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つぎの項目を順次学習する。 1.電気の基礎と半導体 2.情報の容量及びファイルシステム オペレーションシステムで実習する。 3.論理演算 論理積・論理和・否定等を筆算で行い,表計算ソフトで確認する。 4.算術演算1 加算回路を表計算ソフトによって実習する。 5.算術演算2 減算・乗算・平方根の算法などを表計算ソフトで実習する。 6.基数変換 筆算を行い,表計算ソフトによって確認する。 7.色彩情報と画像データ ウェブページデザインによって確認する。 8.音声データ 表計算ソフトによって量子化・サンプリングの構造を理解する。 9.動画データ 動画のしくみを学習する。 10.テキスト分析1 文字コードを理解し,パターン一致を実習する。 11.テキスト分析2 索引化を学び,単語分割の結果を表計算ソフトでランクづけする。 12.テキスト分析3 キーワード抽出,形態素解析ソフト・表計算ソフトの関数を実習する。 13テキスト分析4 文書分類 統計ソフトをつかい分類を行う。 14.テキスト分析実習 15.レポートの作成手法 テキスト分析実習の成果をワードプロセッサでまとめる。
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準備学習・事後学習
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準備学習:講義で指定する資料を読んでおくこと。 事後学習:課題を解いておくこと。
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学外授業
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とくになし
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成績評価の方法と基準
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平常点で評価する。 評価の方法は、講義中に出した課題が30%、講義の最後にだすレポートを50%、講義の最終回に行う小テスト20%によって判断する。評価の基準は以下である。 ・コンピュータのしくみの基礎的な理解がなされているか。 ・コンピュータで扱うデータの基礎的な理解がなされているか。 ・自ら情報処理を行い、考察をのべることができるか。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【○】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
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テキスト
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特定のものは使用しない。講義資料は開講時にファイルとして配布する。
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参考図書
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坂村建『痛快コンピュータ学』集英社
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関連する科目、履修者への要望など
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情報スキルテストで一定の得点を得た者にかぎる。
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リンク
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