科目名
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言語コミュニケーション
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担当教員
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杉本 貴代
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対象学年
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クラス
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講義室
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720教室
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開講学期
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秋学期
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曜日・時限
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水4
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単位区分
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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コミュニケーション手段のひとつである言語の多様な役割について学ぶ。
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概要
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「ことば」は多様性と普遍性の両面をもち、私たちの日常的コミュニケーションにおいて重要な役割を担う。本講義では、ことばを客観的に観察するための視座を養う。日英語のコミュニケーションに関する最新の知見を紹介するとともに、ことばの不思議についても取り上げ、ことばを生み出す心、ことばを記憶する心についての理解を深める。具体的には、私たちが多様な音声・文字情報をどのように頭の中で処理し、理解しているかについて心理言語学の視点から解説する。また、言語能力を遺伝子と環境の両面から取り上げ、子どもの母語獲得の過程に関する最新の知見を紹介する。そして普段あまり気づくことのないことばの不思議についても取り上げ、ことばを生み出す心についての理解を深める。
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到達目標
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1.日英語にみられる多様な現象を音声・意味・語彙・統語的特徴から分析できる。 2.言語発達の普遍性と言語個別性や心的辞書の多様性と進化について説明することができる。 3.乳幼児の発話を音声表記し、調音的視点から成人発話と比較することができる。
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授業形態
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講義形式をとる。
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内容・スケジュール
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1. 世界の言語事情 2. 言語の音声 3. メンタル・レキシコン 4. 言語の意味 5. 文の構造 6. 談話 7. 子どもの言語獲得 8. 外国語の習得 9. 教育と言語コミュニケーション 10. 言語とジェンダー 11. 文字文化と言語コミュニケーション 12. 日英語の変容 13. 絶滅の危機に瀕した言語・方言 14. 言語とコミュニケーションの生涯発達 15. まとめ
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準備学習・事後学習
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毎授業の予習と復習として、受講生には最低1時間の学習を必須とします。
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学外授業
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全ての授業は教室で行います。
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成績評価の方法と基準
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授業で紹介した各トピックについて受講生の視点から考えることを目的としたレポート課題 50%、授業内容の理解を確認するための小テスト 50%として総合的に評価する。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【○】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
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テキスト
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石川圭一著『ことばと心理-言語の認知メカニズムを探る』 くろしお出版 2000円+税
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参考図書
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授業のテーマごとに適宜紹介する。
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関連する科目、履修者への要望など
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リンク
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