年度「2018年度シラバス」、フォルダ「2018年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   近代の作家と作品  
担当教員   谷 彰  
対象学年     クラス      
講義室   621教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   水3   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ 明治~大正期の文学史的背景と個々の作家・作品の特徴  
概要  この授業では、明治~大正時代の代表的な作家を取り上げ、その伝記を学ぶことにより、作家についての具体的なイメージや文学史的知識を身につける。さらに、その作家の代表的作品を取上げ、文学史的背景を踏まえた分析作業を行うことにより、文学的特徴についても考察する。  
到達目標 明治~大正初期の近代文学史に関する知識を身につけ、代表的な作家・作品の文学的特徴について分析する力を身につけることができる。  
授業形態 授業は講義形式で行ない,配布プリントやOHCなどの教材提示装置を利用しながら進める。  
内容・スケジュール 第1回 はじめに —授業のガイダンス (1) 明治前期の文学状況 
第2回 (2) 坪内逍遙「当世書生気質」
第3回 (3) 二葉亭四迷「浮雲」①
第4回 (3) 二葉亭四迷「浮雲」②
第5回 (4) 森鴎外「舞姫」①
第6回 (4) 森鴎外「舞姫」②
第7回 (5) 樋口一葉「たけくらべ」
第8回 (6) 泉鏡花「高野聖」①
第9回 (6) 泉鏡花「高野聖」②
第10回 (7) 島崎藤村「破戒」
第11回 (8) 田山花袋「蒲団」
第12回 (9) 夏目漱石「それから」①
第13回 (9) 夏目漱石「それから」②
第14回 (10) 谷崎潤一郎「刺青」
第15回 (11) 芥川龍之介「地獄変」

 
 
準備学習・事後学習 準備学習として、授業で取り扱う小説は、可能な限り事前に読んで授業に臨むこと。また折に触れ、「準備学習のための課題」を出す。
事後学習として、配布プリントを読み返して個々の作家・作品の文学的特徴を、文学の歴史と関連づけて整理・把握しておくこと。また折に触れ、「事後学習のための課題」を出す。  
学外授業 予定していない。  
成績評価の方法と基準 総合評価で評価する。
■学期末試験(60%):文学的知識を踏まえつつ、近代の代表的な作家・作品の文学的特徴を分析的に説明することができる。
■平常評価(40%):毎回提出するリアクションペーパーと、複数回提出する「準備学習・事後学習のための課題」の記述内容により評価する。欠席・遅刻は回数に応じて減点し、原則として6回以上の欠席は認めない。  
定期試験期間中の試験実施方法 1. 【〇】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。
3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
 
テキスト 授業で配布したプリント。
 
参考図書 中村光夫『日本の近代小説』岩波新書
伊藤整『日本文壇史1~18』講談社文芸文庫
その他、授業中に指示する。  
関連する科目、履修者への要望など 関連する科目として、春学期開講の『近代の文学』を事前に履修しておくとよい。さらに、日本近代文学に一層の興味・関心を抱いた受講生は、2年次春学期開講の『モダンカルチャー論』を履修することをお勧めする。  
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