科目名
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エンターテイメント文化
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担当教員
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谷 彰
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対象学年
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クラス
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講義室
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621教室
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開講学期
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秋学期
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曜日・時限
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水2
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単位区分
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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まんが文化の歴史的展開
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概要
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現代日本のエンターテイメント文化には,映画・音楽・テレビ・ゲーム・スポーツなど様々なジャンルがある。その中でも代表的なもの(日本が世界に誇りうるもの)に,まんが文化がある。「MANGA」は今や国際語となり,日本まんがはアジア諸国のみならず欧米にも進出し,数多くの人々に支持されている。 日本でなぜ「まんが文化」がこのように発展したのか。この授業では,日本の「まんが文化の歴史的展開」を,様々な歴史的出来事や出版文化の歴史との関わりから明らかにする。その過程で,各時代を代表するようなまんが作者とその代表作を紹介し,時代とまんがとの関係などについても考察する。 なお授業で取り上げるのは,古代・中世から昭和前期までの,いわゆる「現代マンガ」前史となり,現在読まれているマンガについてはこの授業で直接取り扱わない。また授業では、日本の歴史(特に近代史)に関しても度々言及するので、背景となる歴史についての予備知識も必要となる。
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到達目標
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まんが文化と出版文化の歴史に関する教養を身につけ、まんが文化と歴史的出来事との相互関係について論理的に考察することができる。
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授業形態
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授業は講義形式で行い,OHCなど視聴覚教材も活用しながら進めていく。
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内容・スケジュール
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第1回 (1) 授業のガイダンス (2) まんがとは何か 第2回(3)古代・中世の絵巻物① 第3回(3)古代・中世の絵巻物② 第4回(4)江戸の様々なまんが的表現① 第5回(4)江戸の様々なまんが的表現② 第6回(5)江戸まんがから近代漫画への展開 (6)ポンチの登場① 第7回(6)ポンチの登場② 第8回(6)ポンチの登場③ 第9回(7)明治のコマ漫画① 第10回(7)明治のコマ漫画② 第11回(8)大正前期の状況① 第12回(8)大正前期の状況② 第13回(9)大正後期の状況 第14回(10)昭和前期の状況① 第15回(10)昭和前期の状況②
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準備学習・事後学習
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準備学習として、授業で扱う時代の歴史的背景などを事前に調べて授業に臨むこと。また折に触れ、「準備学習のための課題」を出す。 事後学習として、配布プリントを読み返して、各時代の歴史的出来事とまんが文化の歴史の関連性について、その内容を整理・把握しておくこと。また折に触れ、「事後学習のための課題」を出す。
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学外授業
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予定していない。
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成績評価の方法と基準
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総合評価で評価する。 ■学期末試験(60%):時代を代表するまんが作品の特徴および、歴史的出来事とまんが文化との相互関係について、論理的に記述することができる。 ■平常評価(40%):毎回提出するリアクションペーパーと、複数回提出する「準備学習・事後学習のための課題」の記述内容により評価する。欠席・遅刻は回数に応じて減点し、原則として6回以上の欠席は認めない。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【〇】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
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テキスト
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授業で配布したプリント。
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参考図書
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清水勲『図説 漫画の歴史』河出書房新社 清水勲『年表 日本漫画史』臨川書店 その他、授業中に指示する。
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関連する科目、履修者への要望など
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特定の関連科目はないが、日本文化エリアの科目群をあわせて受講すると、エンターテイメント文化を含めた日本文化の全体像がつかめるようになる。
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リンク
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