科目名
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図書館情報資源論
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担当教員
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細井 岳登
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対象学年
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クラス
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講義室
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634教室
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開講学期
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秋学期
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曜日・時限
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月4
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単位区分
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必
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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図書館情報資源および資源(資料)の構成の特質と図書館での提供/利用
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概要
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図書館で扱う情報資源は多様である。様々な形態や性質を持つ各種情報資源の特徴や、それらから成る全体としての資料(蔵書)構成の様相を紹介し、それらを構築し、維持、発展させていくための収集、管理、運用のあり方や、それを可能にする書籍など各種情報資源の生産・流通の仕組みや制度についても、現場の実状を踏まえ、具体例も交えて解説していく。 図書館業務に携わる上での情報資源に関する基本的な知識の習得を目指す。電子書籍など新しい情報資源の利用形態や利用するための機器、ツールの導入など、図書館資料/情報資源をめぐる近年の動向や議論についても可能な限り取り上げていく。 単に各種情報資源の紹介ではなく、情報通信環境の変化、地域社会との関わり、著作権や表現の自由をめぐる問題など、図書館情報資源を情報メディアや社会の動向のなかに位置づけ、多面的、立体的な理解を図っていきたい。
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到達目標
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図書館情報資源について多種多様な形態や特性をつかみ、情報資源の流通をめぐる動向、利用環境や利用者ニーズとの関係など、多様な観点から捉え、“成長する有機体”としての蔵書構成やそれを資源として運用する図書館の役割について、理解を深めてもらいたい。
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授業形態
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講義形式。レジュメや参考資料のプリントを配布。適宜、プロジェクターの使用や関連資料の回覧や、文献・作品等の紹介を行う。
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内容・スケジュール
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1.図書館の役割と図書館情報資源:情報メディア環境のなかでの図書館 2.資料構成と利用者ニーズの多様性:館種による情報資源の構成の相違と多様性 3.図書館情報資源の種類と特質:一般コレクションと特定コレクション 4.図書館情報資源の種類と特質:電子資料・ネットワーク情報資源 5.情報資源の生産、流通と利用:出版流通の推移と現状 6.情報資源の生産、流通と利用:出版流通の制度、仕組み 7.情報資源の生産、流通と利用:情報資源のデジタル/ネットワーク化と出版流通の今後 8.図書館における情報資源の収集、受入と整理業務 9.情報資源の管理、運用とコレクションの構築:資料構成の方針と収集・選択業務 10.情報資源の管理、運用とコレクションの維持:資料構成の点検、評価と保存・廃棄 11.専門的(学術的)知識の形成と専門的情報資源の特質 12.専門的知識/情報資源の生産、流通、利用と図書館 13.知的財産としての情報資源の流通および収集、提供と著作権 14.情報資源へのアクセスと知的自由 15.情報資源の構成と提供/利用の課題とこれからの図書館
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準備学習・事後学習
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授業中は能動的にノートをとり、各自のノートや配布したレジュメや資料を読んで復習し、理解に努めること。さらに授業で学習したことを踏まえて、実際に図書館を積極的に利用して、授業内容の具体的な理解につなげること。 調査課題を出し、関連する問題を期末試験に出すので、公共図書館に行って実地調査をし、その館の統計データも集めて、調査と統計をもとに考察した結果をまとめておくこと(期末試験用にまとめておくもので、レポートとして提出する必要はない)。
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学外授業
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実施予定なし
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成績評価の方法と基準
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総合評価で評価する。 ■学期末試験期間中に実施する筆記試験の評価(80%) ■受講態度および授業の理解度(予習・復習を含めて授業内容の理解に努め、自ら考えてみる姿勢をリアクションペーパーへの記述や、口頭での質問等、授業の際の様子などから評価する)(20%) 出席回数は2/3以上を必須。満たない場合は期末試験の受験を認めない(但し病気や災害、事故などによる出席困難、実習等他の授業による欠席、留学・奨学金、就職の説明会や試験への参加などの理由の場合、欠席届を提出の上、認められれば、2/3の対象外とする)。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【○】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
定期試験の期間中に筆記試験を課す。
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テキスト
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特定のテキストは用いない。参考文献は、授業時に適宜紹介する 。
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参考図書
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授業にて適宜紹介する
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関連する科目、履修者への要望など
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受講生には、リアクションペーパーを活用して、理解できたことや、よく分からなかったこと、質問などを書く(あわせて口頭での質問も受け付ける)、授業で取り上げた事項で興味を持ったことを、さらに文献を使って調べてみる。実際に図書館を利用して体験してみるなど、能動的、積極的に授業へ関わる姿勢を期待する。 再履修者、特に卒業年次年生については、就職活動等やむを得ない事情であれば、出席回数は考慮するが、定期試験の成績評価自体は、特段の考慮はせず、新規履修者と同等に扱う。
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リンク
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