科目名
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専門資料論
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担当教員
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細井 岳登
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対象学年
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クラス
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講義室
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【開講取止め】(T)
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開講学期
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春学期
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曜日・時限
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月4
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単位区分
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選
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科目種別
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講義
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単位数
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1
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準備事項
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備考
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テーマ
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情報化社会における専門資料の意義、役割と図書館における提供/利用
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概要
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インターネットなど情報通信技術の発達により、日々膨大な量の情報が発信され、消費されていく。その中にはまとめサイトに不正確な記事や不正に転用された記事など問題のある情報が存在したり、偽(フェイク)ニュースが、あたかも真実のように発信されていたりする。それに対しては発信する側の責任を問うと同時に、利用する私たちの側も、偽ものを見破り、不正確なものに疑問をもつメディアリテラシーを身につけ、高めていく必要がある。 それはネットの情報ばかりでなく、この病気はこの方法で治るとか、美容や健康にはこれが効くとうたっていたり、あることに対する危険性を主張する書籍なとが、数多く書店で販売されていたり、新聞広告で宣伝されているが、科学的根拠が不確かでふったり、正確性に欠けるようなものも見受けられる。 図書館の多種多様な資料のなかに、科学的、学術的な研究に裏付けられた専門的な内容のものもあるが、専門的な知識を持たない一般の人にとってはあまりなじみもなく、また利用しづらいものでもある。日本において万能細胞の研究をめぐる捏造疑惑事件がマスコミでも取り上げられ、世間の注目を集めたりしたが、そもそも万能細胞ってなに?という感じで、必ずしもその内容が理解されているとは限らない。 しかし現代の私たちの暮らしには、食品の安全性、放射線被曝の影響、大規模地震や火山噴火、台風や大雪などの気象災害など、その有無の判断や発生可能性、被害予測など、専門的知識が関係してくることが多くある。病気の治療においても、科学的根拠に基づく治療であるかということが、医療従事者の側に説明が求められるようになってきており、それを聞く患者の側も根拠のあるものか判断することが必要になっている。 そうした知識を学ぶための専門資料の特徴や利用のされ方について、資料を生み出す学術コミョニケーションのプロセスや特質も踏まえて、解説していく。また専門家による専門的研究をめぐる問題や社会的な影響などについて、新聞やテレビで報道されるなどして、世間の関心を集めた事例などを取り上げ、ディスカッションも交えて考えていきたい。さらに特定の専門分野・主題を調べる方法や専門資料の内容について、実際に図書館で資料を探して、資料の紹介もしながら学んでいく。 専門資料について学ぶことを通して、正当な研究成果や妥当性のある専門的知識に基づく資料や情報であるか否かについて、見極められるようになるための基礎を身につけてもらいたい。例えばそのダイエット本は、本当に効果があるのか、立ち止まって判断できるようになるために!(本人の努力の問題はひとまず脇において)
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到達目標
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専門資料とはどのようなものか、資料自体の特質や、生産、流通おける特徴や社会のなかでの位置づけ、図書館での提供/利用などについて理解し、専門的知識に基づく資料や情報としての信頼性を一定程度自ら判断でき、活用していけるための基礎的な知見を得る。
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授業形態
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講義形式。レジュメや参考資料の プリントを配布して、講義していく形を基本とするが、受講人数が数人程度であれば、実際に図書館で授業を行いたい。図書館で、授業で取り上げる特定の分野、主題に関する専門資料や書誌等のツールを探すことを体験してもらい、専門分野や特定主題の特性や個々の資料の内容を知るとともに、図書館のどの分野の棚にどのような資料があるのかといった資料群としての蔵書を実際に見て、知る機会にしたい。
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内容・スケジュール
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1.わたしたちの暮らしと専門的な知識・情報 2. 専門資料とは何か-図書館のコレクション(蔵書)のなかの専門資料、学術コミュニケーションのなかでの専門資料 3.専門的研究の方法と学術コミュニケーションのシステム-STAP細胞事件やノーベル賞獲得競争から考える 4.専門的研究、知識の特質と社会との関わり-水俣病や福島原発事故、食品の安全性、気象や自然災害の事例 などから考える 5.専門分野、特定主題と資料の特性-図書館で専門資料を探してみる1 6.専門分野、特定主題と資料の特性-図書館で専門資料を探してみる2 7.学術コミュケーション、専門的研究と市民の接点としての図書館:図書館における専門資料の収集、保存、提供と利用
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準備学習・事後学習
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授業中は能動的にノートをとり、各自のノートや配布したレジュメや資料を読んで復習し、理解に努めること。 さらに授業で学んだことを踏まえて、実際に図書館を利用して、専門資料の所蔵や状況や専門資料の特徴についての理解を深めてもらいたい。
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学外授業
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実施予定なし
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成績評価の方法と基準
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総合評価で評価する。 ■学期末試験期間中に実施する筆記試験の評価(70%) ■受講態度および授業の理解度(授業内容の理解に努める姿勢を、図書館での資料探しや授業内容への質問、リアクションペーパーへの記述などにより評価する)(30%) 出席回数は2/3以上を原則とするが、受講対象が短大2年生なので、特に就職活動等の出席でないやむを得ない事情であれ2/3に満たなくても、期末試験の受験を認める。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【○】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
定期試験の期間中に筆記試験を課す。
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テキスト
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特定のテキストは用いない。参考文献は、授業時に適宜紹介する。
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参考図書
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授業で適宜紹介する
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関連する科目、履修者への要望など
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授業では、個別の専門資料や書誌ツールについて、具体的に紹介できるものは限られるので、関心のある専門分野,主題については各自で調べて,卒論等に活かしてもらいたい。なおそうした分野や主題についての専門的な資料を探したい等の相談があれば、応えられる範囲で協力する。
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リンク
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