年度「2018年度シラバス」、フォルダ「2018年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   児童サービス概論  
担当教員   辰巳 なお子  
対象学年     クラス      
講義室   710教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   木1   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ 公共図書館における児童サービスと児童図書館員の役割について学ぶ  
概要 読書習慣・読書能力や、情報収集能力の形成における児童サービスの役割を認識し、各年代に向けた資料についての知識と、それらの資料を子どもに手渡す方法について学ぶ。また、子どもを取り巻く状況にも目を向け、学校をはじめ関係機関との連携の重要性を認識し、その方法を学ぶ。
 
到達目標 赤ちゃんからヤングアダルトまで、各年代に向けた資料の種類と特性についての知識を獲得する。また、読み聞かせやストーリーテリング、レファレンスなどの子どもと資料を結ぶ具体的な技術を習得し、学校や保健所、ボランティア等との連携についての知識と方法を習得する。  
授業形態 講義が中心となるが、第5回は読み聞かせの実技を行う。第8・9・11・13・14回は実際に資料を手に取り評価してみる。  
内容・スケジュール 授業計画
第1回 公共図書館における児童サービスの役割と児童サービスの歴史
第2回 子どもを取り巻く環境と児童図書館員に求められるもの
第3回 児童図書館の運営1 求められるサービス 貸出・予約・レファレンス・YAサービス・おはなし会
第4回 児童図書館の運営2 読み聞かせ・ストーリーテリング
第5回 児童図書館の運営3 読み聞かせの実技
第6回 児童図書館の運営4 乳幼児サービス・ブックスタート
第7回 児童用資料の評価と選書1 選書の意義・蔵書構成
第8回 児童用資料の評価と選書2 子どもの本の種類と特徴 
第9回 児童用資料の評価と選書3 絵本の評価
第10回 児童用資料の評価と選書4 物語の本の評価
第11回 児童用資料の評価と選書5 昔話の本の評価
第12回 児童用資料の評価と選書6 知識・ノンフィクションの本の評価
第13回 選書の実際1 絵本を評価してみる
第14回 選書の実際2 昔話の本を評価してみる
第15回 学校図書館及び関係機関との連携・まとめ  
準備学習・事後学習 ・配布する必読図書リストに掲載した子どもの本を公共図書館等で借り、事前に読むこと。
・授業で得た視点から公共図書館の児童室を見学すること。
・読み聞かせの実技、本の評価については授業終了後ミニレポートを課す。
 
学外授業 なし  
成績評価の方法と基準 ・期末試験レポート(70点)及び授業中(第5,13,14回)に提出するミニレポート(10点×3)により評価する。  
定期試験期間中の試験実施方法 定期試験期間中に単位レポートを課す。  
テキスト 特定のものは使用しない。毎回レジュメを配布する。
 
参考図書 赤星隆子・荒井督子編著「児童図書館サービス論」理想社 2010年
細川照代編著「児童サービス論(JLA図書館情報学テキストシリーズⅡ)」日本図書館協会 2014年
 
関連する科目、履修者への要望など 第2回は子どもの読書能力とメディアとの関連を考えるため、指定したテーマでインターネット等で情報を収集しておく。第5回は絵本の読み聞かせの実習を行うため、事前に絵本を入手し、よく読み込んでおく。また第8、9、11、13、14回は児童書の持参を指示するので、公共図書館を利用し、特に児童コーナーの蔵書の状況をよく見ておくこと。  
リンク