科目名
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近代の文学
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担当教員
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谷 彰
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対象学年
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クラス
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講義室
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712教室
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開講学期
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春学期
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曜日・時限
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水4
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単位区分
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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日本近代小説の楽しみ方
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概要
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この授業を受講する人の中には、日本の近代文学が好きで個人的に小説をよく読んでいる人もいれば、文学に関心はあるもののあまり文学作品を読んだ経験のない人や、あるいは文学それ自体にあまり興味を抱いていない人もいるかも知れない。 この授業で取り上げるのは、樋口一葉・夏目漱石・芥川龍之介など、世間に広く名を知られている近代作家の代表的な小説である。こうしたいわば「国民的作家」の文学を学ぶことは、日本人として最低限の教養とも言えるだろう。 彼らの小説をキーワードに着目してじっくりと読み進めながら、文学とは何か、小説を読むとはどういう行為かという普遍的問題や、それぞれの作家・作品の魅力や特徴などについて考えていきたい。
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到達目標
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小説テキストを、キーワードに着目して多角的な視点から読解する能力を身につけることができる。
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授業形態
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授業は講義形式で行ない,配布プリントやOHCなどの教材提示装置を利用しながら進める。
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内容・スケジュール
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第1回 授業のガイダンス & 『十三夜』作品解題 第2回 『十三夜』(上)を読む① 第3回 『十三夜』(上)を読む② 第4回 『十三夜』(下)を読む① 第5回 『十三夜』(下)を読む② 第6回 『三四郎』作品解題 第7回 『三四郎』を読む① 第8回 『三四郎』を読む② 第9回 『三四郎』を読む③ 第10回 「謎」を解くカギ 第11回 「謎」への再挑戦 第12回 『羅生門』作品解題 & 作品の背景 第13回 作品の評価・解釈の歴史 & 『羅生門』を読む① 第14回 『羅生門』を読む② 第15回 『羅生門』を読む③
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準備学習・事後学習
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準備学習として、授業で取り扱う「十三夜」「三四郎」「羅生門」などの小説を必ず読んだ上で授業に臨むこと。 事後学習として、配布プリントを読み返して各作品のキーワードや作品解釈の可能性などについて、内容を整理・確認しておくこと。
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学外授業
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予定していない。
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成績評価の方法と基準
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総合評価で評価する。 ■学期末試験(70%):作品のキーワードに着目した上で、その小説の解釈を多角的かつ論理的に記述することができる。 ■平常評価(30%):毎回提出するコメントカードの内容を重視する。6回以上の欠席は原則として認めない。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【〇】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
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テキスト
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授業で配布したプリント。
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参考図書
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樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』新潮文庫 夏目漱石 『三四郎』新潮文庫 芥川龍之介『羅生門・鼻』新潮文庫 その他、授業中に指示する。
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関連する科目、履修者への要望など
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この授業を履修して日本近代文学に興味を持った受講生は、秋学期に開講される『近代の作家と作品』や、2年次開講科目である『モダンカルチャー論』も履修して、さらに教養を深めていってもらいたい。
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リンク
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