年度「2017年度シラバス」、フォルダ「2017年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   近代の作家と作品  
担当教員   谷 彰  
対象学年     クラス      
講義室   621教室   開講学期   秋学期  
曜日・時限   水1   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ 明治~大正期の文学史的背景と個々の作家・作品の特徴  
概要  この授業では、日本人として知っておきたい明治・大正時代の代表的な作家とその作品を取り上げ、文学史的背景を踏まえながら、個々の作家・作品の特質やその後の文学に及ぼした影響などについて論じていく。
 作家の伝記や実際の作品の文例に触れる形で、受講生諸君に日本近代文学の歴史的展開について、生き生きとした具体的なイメージを抱けるようにすることをねらいとしている。  
到達目標 明治~大正初期の近代文学史に関する知識を身につけ、代表的な作家の文学的特徴について考察する能力を身につけることができる。  
授業形態 授業は講義形式で行ない,配布プリントやOHCなどの教材提示装置を利用しながら進める。  
内容・スケジュール 第1回 はじめに —授業のガイダンス (1) 明治前期の文学状況 
第2回 (2) 坪内逍遙「当世書生気質」
第3回 (3) 二葉亭四迷「浮雲」①
第4回 (3) 二葉亭四迷「浮雲」②
第5回 (4) 森鴎外「舞姫」①
第6回 (4) 森鴎外「舞姫」②
第7回 (5) 樋口一葉「たけくらべ」
第8回 (6) 泉鏡花「高野聖」①
第9回 (6) 泉鏡花「高野聖」②
第10回 (7) 島崎藤村「破戒」
第11回 (8) 田山花袋「蒲団」
第12回 (9) 夏目漱石「それから」①
第13回 (9) 夏目漱石「それから」②
第14回 (10) 谷崎潤一郎「刺青」
第15回 (11) 芥川龍之介「地獄変」

 
 
準備学習・事後学習 準備学習として、授業で取り扱う小説は、可能な限り事前に読んで授業に臨むこと。
事後学習として、配布プリントを読み返して個々の作家・作品の文学的特徴を、文学の歴史と関連づけて整理・把握しておくこと。  
学外授業 予定していない。  
成績評価の方法と基準 総合評価で評価する。
■学期末試験(70%):文学的知識を踏まえつつ、著名な近代小説の特徴を論理的に記述することができる。
■平常評価(30%):毎回提出するコメントカードの内容を重視する。6回以上の欠席は原則として認めない。  
定期試験期間中の試験実施方法 1. 【〇】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。
3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
 
テキスト 授業で配布したプリント。
 
参考図書 中村光夫『日本の近代小説』岩波新書
伊藤整『日本文壇史1~18』講談社文芸文庫
その他、授業中に指示する。  
関連する科目、履修者への要望など 関連する科目として、春学期開講の『近代の文学』を事前に履修しておくとよい。さらに、日本近代文学に一層の興味・関心を抱いた受講生は、2年次春学期開講の『モダンカルチャー論』を履修することをお勧めする。  
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