年度「2017年度シラバス」、フォルダ「2017年度シラバス - 豊橋校舎 - 短期大学部
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   コミュニティ論  
担当教員   高木 秀和  
対象学年     クラス      
講義室   634教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   木2   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ 「古今東西のコミュニティ事情」  
概要  わたしたちは,集団行動の好き嫌いに関わらず,そして昔も今も変わらず,他者と関わり合いながら生きていかざるを得ない。この授業では,「20xx年の豊橋市」というように特定の時代や場所のコミュニティのみを扱うのではなく,具体的なデータや事例をみながら日本を中心とする古今東西のコミュニティ事情を考える。そして,コミュニティの一員として新たな時代のコミュニティづくりに参加するための作法や技能を身につけたい。この授業では,高校時代の社会科の知識や暗記はとくに必要としない。  
到達目標  コミュニティに関する基礎的な考え方や問題発見・解決力と,その一員として生きていくための基本的な能力を身につけることができる。  
授業形態  講義形式で行う。
 パワーポイントを使用し,担当者が撮影した写真などを多用する予定。
 双方向的な講義を心がけ,数回毎にリアクションペーパーを配布し,質問・意見を書いてもらう。書かれた質問・意見への回答は,次回の講義で行う。  
内容・スケジュール 第1回 コミュニティ論とは何か 講義内容を俯瞰する
第2回 日本のコミュニティの特徴(1) かたち(形態)から考える
第3回 日本のコミュニティの特徴(2) はたらき(機能)から考える
第4回 日本のコミュニティの特徴(3) 組織(自治会,町内会,各種団体)から考える
第5回 日本のコミュニティの特徴(4) コミュニティ政策の変化から考える
第6回 データから読み解くコミュニティ(1) コミュニティの現状と課題
第7回 データから読み解くコミュニティ(2) コミュニティと家族問題
第8回 事例からみるコミュニティの諸相(1) 少子・高齢化とコミュニティの衰退
第9回 事例からみるコミュニティの諸相(2) ソーシャルキャピタルとは何か
第10回 事例からみるコミュニティの諸相(3) 地域づくりとコミュニティビジネス
第11回 事例からみるコミュニティの諸相(4) 社会教育と「たまり場」づくり
第12回 事例からみるコミュニティの諸相(5) コミュニティと防災・減災
第13回 日本と世界のコミュニティ(1) 日本のコミュニティは特殊なのか 
第14回 日本と世界のコミュニティ(2) 多文化共生と移民政策
第15回 講義のまとめ 新たな「コミュニティ論」の可能性  
準備学習・事後学習 〈準備学習〉先回の講義と次回の講義の内容が連動しているため,事後学習が準備学習にもなる。しっかり復習して講義に臨まれたい。
〈事後学習〉講義中に配布した資料(レジメ,新聞or雑誌記事)をよく読み,ノートの内容を整理してほしい。
〈事前・事後学習〉もちろん,下記のレポート課題作成も,事後学習や準備学習になる。レポート作成を通して,自らの興味・関心の幅を広げてほしい。    
学外授業  なし  
成績評価の方法と基準  平常評価で評価する。
■通常授業期間中に提出する臨時レポート(60%):課題レポートは,受講生の着眼点や独創性などを評価する。具体的には,授業中に配布する新聞・雑誌記事について「要約」「補足」「意見」をまとめたものを2回提出する。
■授業参加態度(40%):講義期間中に不定期に配布するリアクションペーパーに書かれた内容を評価する。具体的には,授業内容に対する質問・感想・意見などを書いてもらう。  
定期試験期間中の試験実施方法 1. 【 】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。
3. 【○】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。  
テキスト  特定のものは使用しない。毎回資料を配布する。  
参考図書  その都度紹介する。中学・高校時代に使用した地図帳があれば持参されたい。
 農山漁村の生活を感覚的に知りたい人は,元町夏央『南紀の台所』(1-4巻,集英社)を読んでほしい。  
関連する科目、履修者への要望など  関連する科目として,『地域観光論』も履修することが望ましい。  
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