科目名
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法学(憲法を含む)
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担当教員
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落合 俊行
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対象学年
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クラス
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講義室
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645教室
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開講学期
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春学期
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曜日・時限
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木2
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単位区分
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選必
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科目種別
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講義
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単位数
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2
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準備事項
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備考
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テーマ
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現代における法と人権の問題状況を考える
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概要
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日本国憲法第13条「個人の尊厳」には、一人ひとりをかけがえのない個人として尊重するという意味がある。この講義では、法廷に持ち込まれた裁判を素材にして、社会にはいろいろな考え方や見方があるということを学ぶ。法律問題やその背後にある社会事象に関心を向け、社会の矛盾や差別・偏見についての意見や議論を掘り下げ、人権問題や社会問題について法的視点からいっしょに考えたいと思う。健全な猜疑心をもって周りの社会を眺め、あれこれ考えをめぐらして自ら学び考え、意見をもつ力を鍛えよう。
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到達目標
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法学の基本知識と社会問題を学ぶことにより、個人の尊厳性にもとづく人権の意義について考える力を身につけることができる。法と社会のかかわり合いに関心をもち、社会に参画するのに必要な力を涵養し、社会問題に主体的に関わっていく姿勢を培う。自ら学び考える力を鍛えることによって批判的思考力をつけ、法的事象に適切・柔軟に対応することができる。
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授業形態
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講義形式
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内容・スケジュール
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1. 少年犯罪と少年法 2. 自己決定権(1)安楽死・尊厳死 3. 自己決定権(2)臓器移植・生殖医療 4. 法の下の平等(1) 5. 法の下の平等(2) 6. 靖国参拝問題 7. 公害問題と環境権 8. 病気と差別・偏見(水俣病とハンセン病) 9. 選挙権と選挙制度 10. 国籍と在日外国人 11. 沖縄米軍基地問題 12. 労働者の職場環境・過労死 13. 国民の司法参加(裁判員制度) 14. 少子高齢・人口減少社会の到来 15. まとめ
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準備学習・事後学習
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〈準備学習〉新聞を読みTVニュースを見て、日々の出来事に関心をもつこと。教科書を読んで授業にのぞむこと。予習は1時間程度を想定している。 〈事後学習〉復習は講義レジュメを再読し、授業で展開された内容をふまえ参考文献などで知識と理解の定着を図ること。
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学外授業
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予定していない
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成績評価の方法と基準
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総合評価で評価する。出席・コメント(50%)と期末試験期間中に実施する筆記試験(50%)で評価。社会問題を適格に把握・分析し、具体的事案について教科書や授業での学習内容を踏まえ自説を論理的に記述することができる。教科書を熟読し問題所在と基礎知識の正確な理解が重要。毎回提出するコメント内容を重視する。
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定期試験期間中の試験実施方法
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1. 【○】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。 3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。
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テキスト
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使用しない。講義レジュメを配布
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参考図書
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芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法[第6版]』(岩波書店);高橋和之『立憲主義と日本国憲法[第4版]』(有斐閣);片桐・井上・大林『一歩先への憲法入門』(有斐閣);長谷部・石川・宍戸編:別冊ジュリスト『憲法判例百選I・II[第6版]』(有斐閣);安念・小山・青井・宍戸・山本『論点日本国憲法[第2版]』(東京法令出版);『法律学小辞典[第5版]』(有斐閣)
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関連する科目、履修者への要望など
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リンク
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